魅力いっぱい!プラントハンガー
吊るすといえばハンギングですが、ハンギング用の鉢を用意せずにもっと手軽に吊るしたいですよね。室内でも空間を生かして風通し良く育ててみませんか。
そこで便利なのが「プラントハンガー」。植物を吊るすガーデニング用品です。素材は麻紐やロープが主流でご自身で編む方もいらっしゃいますね。
この記事では、編んで吊るす・編まないで吊るすの2種類をご紹介しています。編まずに簡単にプラントハンガーを作りたい方は編まずに簡単!プラントハンガーの作り方へどうぞ。ページジャンプします。
美しく伝統的なマクラメ編み
編む手法の1つに「マクラメ編み」があるために「マクラメプラントハンガー」と言葉を繋げて表現する場合もあります。マクラメ編みは伝統的で美しく、タペストリーやアクセサリーにも使われます。上画像のように、編み図が載った本が沢山出版されていますよ。
「マクラメ」とはアラビア語の「ミクラマ=組紐(くみひも)」、トルコ語の「マクラマ=タオル」から由来しています。ラクダの背中にのせる荷物をさげるために、麻袋の房結びから発達したそうです。
編み模様が美しい事から、実用的な使い方にとどまらず寺院の装飾品や僧服の房飾にも使われていますよ。現在は紐を編んだり結んだりする手芸技法を「マクラメ」と呼んでいます。
はじめてのマクラメ編みは通販が便利
マクラメ編みはカギ棒や指、専門道具で編みます。スターターキットから手軽に始めても良いですね。通販では簡単な小物やタペストリーのキットがあります。
楽しかったら色々な編み模様をステップアップしていくのも楽しい。敷物、アクセサリー、カゴ、バック・・・あらゆる可能性が広がります。
プラントハンガーのメリット
プラントハンガーは、麻紐やロープ1本で作ることが出来ます。重さがかかるループ部分もしっかり丈夫。上画像の場合は100センチ前後の長さで完成。デザインによって、ループ部分やつなぎに金具やビーズ類を付けることもあります。
メリット
- 美しい編み模様が多い
- 入れる器の自由度が高い
- 丈夫で強度がある
- 空間を生かして植物を育てられる
- 使わない時にはコンパクト収納
シンプルな素材ながら、このようにメリットが盛りだくさん。マクラメ模様を生かしたもの、身近な材料で作る方法を以下にご紹介します。
シンプルなマクラメ模様にエアプランツを乗せて
エアプランツは通気性と水分の加減が大事です。テーブルやお皿に置くよりも、空中の方が通気性が良いですよね。吊るす事はエアプランツにとっても好都合。
編み方やパーツは違いますが「プラントハンガー」といえば上画像イメージが強いのではないでしょうか。シンプルなのでどんな植物にも合いますよね。器を使わずに直接エアプランツを入れても良いですし、カラフルな籠に入れても綺麗。
▼明るい色の籠にポンと1つ。お洒落!
マクラメ模様とハンガー 両方叶える2WAY
2WAY仕様の楽しいデザイン。タペストリーにするとマクラメ編み模様がしっかりと楽しめますね。タペストリー状態から、両端の紐を引っ張ると網目が持ち上がる仕組み。エアプランツや軽い植物にぴったりです。
こんな作品が作れたら楽しいでしょうね!
編まずに簡単!プラントハンガーの作り方
マクラメ編みはちょっと難しそう、またはもう少し手軽に使ってみたい。そんな場合は編まずに身近な材料で作ることが出来ます。以下に2種類ご紹介しますね。
レザーとロープを使った簡単な作り方
ハンドメイド作品です。マクラメ模様ではなく、身近な材料を工夫して作られたもの。材料はいたってシンプルですよ。ロープ、はとめ、レザーのみ。
皮に穴を開けて吊るしています。ハトメを使うので強度も安心ですよね。色々なサイズの鉢に合いますし、皮の風合いが変わっていく姿も一緒に楽しめます。
レザー以外の材料で作る
レザー以外にも、ジーンズ生地やヨットの帆に使う「セイルクロス」のような強度がある素材にハトメをかしめても良いのではないでしょうか。どちらも水に強い素材ですね。通気性を求めるのならばメッシュ素材を。アウトドアで使う素材があれば応用できますね。
オーブン樹脂粘土とロープだけで作る
出展:Gardenoholic
ロープとオーブン樹脂粘土(樹脂で作られたクラフト用粘土)を使う方法。こちらもマクラメ編みをしていません。2段使いするときや、長さを変えたいときは穴の下で結んで調整できます。使う器が限られますがフィットしていて安心ですね。
出展: Gardenoholic
この粘土はオーブンで焼けばプラスチック素材に変身するというもの。軽くて強くて耐水性があります。穴をあらかじめ開けて焼けば、簡単にロープを通すことが出来ます。
出展: Gardenoholic
家庭のオーブンで手軽に使える樹脂粘土
オーブン樹脂粘土で評判が良いのが「フィモソフト」。柔らかくて加工しやすいため、お子さんと使う方もいらっしゃいます。上でご紹介した作品も柔らかいタイプを使っています。
「フィモビーズ」としても有名な「フィモソフト」はやわらかく、手で簡単に造形でき、家庭用のオーブンで120℃~ 130℃に設定し、30分加熱するだけで、軽くて固い陶磁器のような作品がうまれます。
又、専用ニスで仕上げると、ガラスの様な輝きが出て、トンボ玉の様なビーズも作れます。
引用:ポリマークレイについて
焼き固めるための特別な機械は不要です。オーブンで出来るので「オーブン粘土」とも呼ばれています。作り方も材料もシンプル。オーブン樹脂粘土とロープさえあれば出来ますよ。最初に寸法をきちんと測っておきましょう。
やわらかくて扱いやすいので、可愛い小物も作ることが出来ます。例えばボタンを作りたい場合は、組み合わせたパーツを金太郎飴のように丸めて棒状にして、薄く切るだけ。可愛いボタンが沢山出来ます。
オーブン樹脂粘土以外の材料で作る
オーブン樹脂粘土の代わりに板を加工しても良いですよね。ご自身でカットせずとも、きちんと指定すればホームセンターで穴をあけてくれます。
カットされた板に撥水加工してペンキをムラ塗りすれば、ジャンクな雰囲気になって楽しそうです。スプレータイプの小容量ペンキならば100円ショップでも手に入りますよ。軽くやすりをかけると使い込んだ雰囲気になります。
まとめ
植物は花台に置く以外にも、空間を生かすことで楽しさが増えます。中でもエアプランツは通気性が大事なので、吊るすほうが理にかなっています。マクラメ編みにご興味がありましたら通販のキットを使って手作りするのも良い方法。
デメリットをあげるのならば、重たくなった場合に吊るす場所を選ぶ事。直接金具を使って吊るすのに抵抗がある場合は、例えば家具と家具の間に強度のある板をはしごして、その板に金具を取り付けるのも良いのではないでしょうか。
最後にメリット、作り方、市販品について簡単にまとめます。
空間を生かして植物を育ててみませんか。
プラントハンガーのメリット
- 美しい編み模様が多い
- 入れる器の自由度が高い
- 丈夫で強度がある
- 空間を生かして植物を育てられる
- 使わない時にはコンパクト収納
材料はシンプル。作り方いろいろ
・ロープや麻紐を編んで作る事ができます
・ロープや麻紐を編まずにオーブン樹脂粘土やレザー、強度のある布や板を足してもOK
・通販のスターターキットを使うと手軽
市販品で手軽に
最初は完成品を!という方は自由度の高いロープタイプがおすすめです。
関連記事
エアプランツの王様「キセログラフィカ」のお洒落な飾り方8パターン
飾るように育てられるチランジア・ウスネオイデス(スパニッシュモス)