枯れない苔玉作りとアイディア

白玉の苔玉1

苔玉作りで気になる事

苔玉作りは楽しいけれど、植え方や管理で迷うことが沢山ありますね。記事内から気になるポイントをピックアップしました。お急ぎの方は以下からどうぞ。

pick up

ケト土(けとつち)と苔玉

苔玉教室の様子
(苔玉教室の様子)

決まりはないですが、一般的に苔玉は「ケト土」をメインに用土をこねて作ります。お子さんから年配の方まで幅広く楽しめるので人気ですね。鉢もいりませんから手軽です。

私も少し前に「ケト土」を使って秋からお正月に楽しめる苔玉を作りましたよ。以下は生徒さんの作品。大きな苗だったので大玉です。

苔玉作品

ケト土・富士砂・赤玉土・くん炭をこねて・・・苗を包み、ハイゴケ巻いて、テグスでぐるぐる。化粧砂利の上にちょこんとのせて完成です。

お正月が近かったので紅白を意識し、南天・コクリュウ・モクビャッコウを使いました。どれも丈夫で長く楽しめます。

 ケト土とは 

ずっしりと重い用土。肥料成分を豊富に含んでいて水持ちが良いです。
2リットルで300円前後。粘土のように形を作りやすいので、苔玉作りの他に盆栽や山野草の石付に使われます。

ケト土を使った苔玉作り

苔の貼り方、テグスの巻き方がとても分かりやすいサイトから1つご紹介。ケト土:赤玉土=7:3をこねて、苗の根元に「山野草の土」を入れて作る方法です。

苔玉の作り方
今回は苔玉作りにチャレンジします。乾燥した水苔を使うタイプが手軽にできるので知られていますが、コメリドットコムは「ケト土」を使って草もの盆栽として楽しむように作ってみました。

作り方連結

ケト土を扱うときは手術用の手袋が便利。薄手のビニール手袋は、夢中でこねているうちに指先から破れて爪に入ったりしますから。

ケト土を使わない苔玉作り

「ケト土」は盆栽やビオトープには使いますが一般的な寄せ植えには使いません。余ってしまうと使い道に困りますよね。ケト土を使わずに作る事が出来ますよ。それから手が汚れてしまうのも苦手でしょうか。

それでは・・・ケト土を使わない方法2パターンをどうぞ。どちらのサイトも解説が分かりやすいです。

「ピートモス」を使う方法 苔玉とコケ:苔八さんより
苔玉(こけだま)の作り方の解説は ネット上でもたくさんみつかります。   そのほとんどの解説が ケト土(園芸用語集)を使った 苔玉の作り方(園芸リンク集) になっています。   ケト土を使用すると苔玉&

◆memo:ピートモスとは
軽くてふわふわしていて、くしゃみでも飛んじゃいます。
キメの細かさは色々。無菌の用土なので種から発芽させる時にも使います。

p-mos
出典:花ひろばオンライン/北海道ピートモス『福』

植えた植物は元気なのに、苔が枯れるのがイヤ・・・。

そんなときは、苔と植物を別々にする方法もあります。それぞれの特徴に合わせて管理できて、気分に合わせて苗も簡単に変えられます。
こちらは「ネルソル」という用土だけで作る方法でとても手軽。

「ネルソル」を使う方法 苔園芸の情報サイト〜苔日和さんより
身近に緑を楽しむアイテムとして人気の苔玉ですが、園芸店やホームセンター、通販で買った苔玉が長続きせず、苔が変色&

◆memo:ネルソルとは

ピートモス、ゼオライト、バーミキュライト、粘着剤等が配合。
水を加えてこねて、粘りが出てきたら植物を植えつけます。
吸水性と保水性がよく、苗の固定や水やりに優れているのでハンギングやリースにも使えます。多肉を好きな配置に植えるにも便利ですね!

ネルソルの特徴


ネルソル 水でねって固まる培養土

苔玉に合う植物は?どんな苗がおすすめ?

いずれ大きくなる苗は手入れが大変。慣れるまではミニ観葉か、シダ類、コクリュウなどがおすすめです。ヒューケラ(ツボサンゴ)やワイヤープランツもいいですよ。堀り上げが必要ですが、スノードロップなどの小さな球根も可愛い

大きな赤い実を楽しむ


チェッカーベリーの苔玉

十両万両は苔玉教室でもよく使われます。もう少し大きな赤い実を楽しみたい場合、チェッカーベリーもおすすめですよ。上に大きく育ちません。チェッカーベリーは寒さに強く、蒸れに弱いので苔玉の環境に馴染みやすいのです。暑さは弱いので真夏の直射日光には気をつけましょう。

伸び伸びした葉を楽しむ


コウモリランの苔玉

個人的には「コウモリラン」もおすすめ。樹木に着生して生きる植物です。鉢植えよりも、こんな風に吊るして風通し良く過ごす方が好きですよ。自由に伸びる葉が丸い苔玉と合います。

苔の上で四季を感じる植え方

白玉の苔玉

上画像は私が9月に作った苔玉です。ちょっと珍しい苗が手に入ったので寄せ植えしたもの。テーマは紅葉。紅葉が終わった後も楽しめるように植えました。

苔玉に使った植物

  • 白玉星草
  • ドクダミカメレオン
  • ハゼ
  • 紅葉するシダ
  • 苔:ハイゴケ+クラマゴケ

▼1番のお気に入りは「白玉星草」

白玉星草
石田精華園|白玉星草

8月~10月頃に小さな花が咲きます。金平糖草(こんぺいとうぐさ)とも言われる、なんとも可愛らしい1年草なのです。大好きですがあまり流通しません。1年で終わりと考えて育てるのが良いので、この植物が無くなったあとでも楽しめる植物を植えました。

秋が深まり、紅葉したハゼの葉が落葉した後はクダミカメレオンが頑張ってくれるはず。

▼ドクダミカメレオン

ドクダミカメレオン
ここなぎ|ドクダミカメレオン

ドクダミカメレオンは多年草。赤や黄のカラフルな斑が入り夏には花を咲かせますが、冬は地上部が無くなってしまいます。

でも、そのころにはハゼが頑張って綺麗な葉を見せてくれますからね。株元には紅葉するシダもあります。最終的にハゼとシダだけが残っても素敵な苔玉になります。

こんな風にテーマを決めて、苔の上で四季を感じられるように植えるのも楽しいですよ。

苔専門店の苔玉キット通販

近所の園芸店に目的の苗が無い、自宅にある苗で苔玉を作りたい、苗も含めて全部一度に揃えたい・・・。そんなときは「苗なし」または「苗付き」のキットを。安心の苔専門店からご紹介します。

苗なしキット

苗なし 苗以外を揃えたい方はモス・ファームさんが便利ですよ。

苔専門店なので苔の品質満足度レビューが高いです。ハイゴケ以外の苔もありますよ。

日向、半日陰、日陰で育つ苔について丁寧に紹介なさっています。苔について詳しく知りたい方はぜひ訪れてみてください。いろいろな苔の特徴を図解で教えてくれます。使いたい苔を混ぜてオリジナルにしても良いですね。

koke-info1
モスファーム/富士の苔玉キット(ハイゴケ)

苗付きキット

苗付き 苗付きの苔玉のキットはみどり屋和草さんが豊富ですよ。


▲器に水をはるだけ。モスモスシリーズも可愛い

盆栽や枯山水を取り扱っています。可愛い器にヤマゴケが入ったモスモスシリーズ、釣り苔玉もありますよ。こちらのお店は購入後にメールや電話で相談も出来るので安心。

苗付きは数に限りがあるので無くなってしまったらごめんなさい。ガジュマル、テーブルヤシ、トクサ、梅など色々あります。

中でもガジュマルは幸せを招く精霊「キジムナー」が宿る植物として人気。カドのない丸い苔で包んで、円満な雰囲気に仕立てるのも縁起が良いですね。

苔玉の作り方・育て方

水やりと日当たり

霧吹きだけでは水分が足りません。苔の表面だけに水分が行き、植えこんでいる植物まで水分が届かないのです。苔もすぐに乾いてしまいます。

水を入れたバケツにドボンと入れて、小さな水泡が出なくなったら上げます。
何時間もつけちゃだめですよ。ほんの数分で大丈夫です。とはいえ、毎日つけこむと水分過多なので注意。常にジメジメさせておくと枯れてしまいます。

持ってみて、ちょっと軽いな・・・と思ったら、ドボン!です。日当たりが良く、風通しの良いところで育てましょう。

苔が一部だけ枯れたら

枯れた苔はこまめにとって、新しい苔をはりつけましょう。
そのへんに生えている苔は菌がある場合があるのでオススメしません。

オススメは「ハイゴケ」。よく流通しているので手に入りやすいです。強くてとても綺麗。私は屋外で何年も育てています。

そんな時は、苔専門サイトモス・ファームさんが便利。

シンプルに飾って楽しめるモスボールもあります。苔玉でよく使われるハイゴケやシノブゴケで作られています。ちょこんと置くだけでも風情がありますよね。

まずはこのような苔玉だけで育ててみて、自信がついたらキットを使って苗を植えるのも良いと思います。


モスボールシリーズ

苔玉の植え替え・仕立て直し・寿命

苔玉は可愛いけれど、植え替えのタイミング迷いませんか?寿命も気になりますよね。

手のひらに乗る程度の苔玉の場合、仕立て直しは2年~3年が相場です。根詰まりして元気が無くなったり、苔玉の横や下から根が出てきて土が足りないよ!と教えてくれる苗も出てきます。

気になる苗が出てきたら、古い根を取り除いて丁寧に作り替え。苔玉に出来なくなったら大きな鉢か地植えにしましょう。

▼こちらは私が作った苔玉の9か月後。7月です。

苔玉7か月後

モクビャッコウ・十両・コクリュウです。

木製の茶卓に乗せて撮影しています。苔玉の横から十両の新芽が出始めていますね。選んだ植物は日当たり好きな植物ばかり。猛暑でも元気にしていましたよ。

▼十両。新しい実がついています(7月)

苔玉の新芽1

▼春に剪定したモクビャッコウの様子(9月)

苔玉モクビャッコウ9月

モクビャッコウは木質化する植物なので、このまま苔玉で育てられません。ですが、ようやく新芽が出てきたところなので今はそっと見守ります。次に仕立て直す時に鉢へ移動する予定。

このように、年数に限らず植物の成長具合で植え替えや仕立て直しをするのが良いです。

ミズゴケで自由に楽しむ

苔玉連結

ハイゴケが手に入らないけど何か作りたい!そんな時は、ミズゴケだけでも楽しく植えられます。丸い形にとらわれず自由にテグスで形を作ってしまいましょう。

上の画像はお気に入りの花屋さんにて。立体で考えると色々な形が出来ます。さりげないのですが、ヒヤシンス苗の底に枝を数本並べているのが分かりますか?こんな風に通気性を良くするのもアイディアですね!

可愛い苔玉、元気に育つといいですね。

スポンサーリンク

この記事をシェアする

おすすめ記事

トップへ戻る