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ジャスミン・ホワイトプリンセスをベランダで育てるための剪定と置き方

中・低木
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ジャスミン・ホワイトプリンセスは、管理が大変なイメージがありますか?実はそうでもありません。ハゴロモジャスミンのように自分でツルを巻けないので、鉢でも育てやすい植物です。

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鉢で上品な香りを楽しめる「ジャスミン・ホワイトプリンセス」

今回は「ジャスミン・ホワイトプリンセス」をベランダで育てるためのポイントを紹介します。

よく似た人気のお花で「ハゴロモジャスミン」がありますが、お花の大きさやツルの伸び方が違います(詳細は後述あり)。

 

それでは以下に

  • ガーデニングショップ店頭の大鉢エピソード
  • 特徴
  • ハゴロモジャスミンとの違い
  • コンパクトに仕立てる剪定方法と管理
  • ベランダでつる性植物を育てるアイテム

について説明します。

すぐにコンパクトに仕立てる剪定や管理をご覧になりたい方はこちらへどうぞ。
(ページ内ジャンプします)

ガーデニングショップ店頭の大鉢エピソード

私がガーデニングショップに勤務していた時、お店のドア付近にジャスミン・ホワイトプリンセス」をメインに寄せ植えした大鉢を置いていました。

場所は積雪がほとんどない関東で、ビルが並ぶ街中です。地面が無いので、深さのある大鉢を用意し、季節感のある植え込みをしていたのです。

 

植え込み方は、壁側に「ジャスミン・ホワイトプリンセス」、手前は季節の1年草。

ジャスミン・ホワイトプリンセス」はずっと植えたままで、時々切り戻すだけ。夏も冬も植えっぱなしです。手前の1年草は季節に合わせて交換していました。

 

なぜ、店頭の鉢植えで「ジャスミン・ホワイトプリンセス」をメインに選んだのでしょうか。香りと姿が素敵な事もありますが、実はそれだけではありません。

鉢でも育てやすい特徴があるからです。

特徴

  • 半常緑。温かい地域では葉をつけたまま育つ
  • -5℃位まで耐寒性がある
  • 半日陰でも育つ
  • 暑さと蒸れに強い
  • 「ジャスミン」と名の付く植物の中で最も開花時期が長い
  • 温度があれば季節を問わず開花する
  • つる性だが、自力で巻き付かない=自由に誘引できる
  • 病害虫にとても強い

 

これらをざっくりまとめると・・・

半常緑・耐寒性あり・蒸れに強い・四季咲き・病害虫強しという特徴になります。つまり、ベランダガーデニング向きの要素がいっぱいです。

この特徴ならば、鉢でもOKというイメージですよね。

 

気になるツルも、自力でツルを巻きつけられない事から剪定や管理が楽。巻き付いてほしくない場所に育ってしまうと、ほぐすのが大変ですから。

ハゴロモジャスミンとの違い

ジャスミンと言えば、まず思い浮かべるのが「香り」と「つるの姿」。

香りはクチナシやストック、スイトピーのような甘い香り、姿は大人の女性のように優雅に伸びるツル。「ジャスミン・ホワイトプリンセス」は、ハゴロモジャスミンと比べると花の大きさや付き方、姿、香りが違います。

見た目を比較するとこんな感じですよ。

 

<ハゴロモジャスミン>


 

<ホワイトプリンセス>

ハゴロモジャスミンよりお花は大きめ。枝の先端に蕾や花がびっしりと密集していません。その分、長く咲きます。

比較すると、花や葉の形、枝の様子も違います。「ジャスミン・ホワイトプリンセス」の方が花1つの存在感が大きく、落ち着いた雰囲気です。

 

それでは、鉢で育てるためのコツを見ていきましょう。

コンパクトに仕立てる剪定方法と管理


photo by フラワーネット 日本花キ流通

春に枝から芽が出たら、低いところで仕立て直します。夏から秋は花が終わったら、脇芽の上で切り戻しです。

産直花だん屋さんのジャスミンホワイトプリンセスで、分かりやすい管理レポートがありましたので、画像をお借りして紹介します。

仕立て直し方

▼3月に新芽が出たところ

jasmin-1

 

付け根に赤くて小さな芽が出てますね。
新芽の上で剪定です。

他の枝も新芽を確認して、同じように剪定します。

jasmin-2

 

▼5月には新しい芽が伸び始める

jasmin-3

 

▼6月頃から開花スタート

jasmin-4

 

産直花だん屋さんでは、水やりの加減や肥料のタイミングなども紹介されています。ご覧になりたい方は、産直花だん屋さんのジャスミンホワイトプリンセスへどうぞ。

花を楽しむための剪定

6月位からどんどん花が咲き、枝の先に花がつくのが特徴です。そのため、そのまま放置すると花が少なくなってしまいます。

咲き終わったら脇芽の出ている節の上でカット。脇芽をチェックして切るのがポイントです。脇芽が伸びてまたその先に花を咲かせます。

剪定していると、全然花が付かない勢いのある枝も出てきます。そういう枝は思い切って1,2節残してバッサリ切ります。

 

お花を咲かせるエネルギーを集中させましょう。

よく切れるハサミで切り戻し

ここでちょっと補足をしておきます。枝は成長すると硬くなってきます。そんな時は、よく切れるハサミでスパッと剪定しましょう。

どの植物にも共通して言える事ですが、切れないハサミで剪定すると、枝の組織が壊れて菌が入りやすくなります。また、雨が降ると切口に雨水が溜まって痛みやすくもなります。

 

私が花屋に勤務していた時に愛用していたのは「坂源 ハンドクリエーション」。

フッ素樹脂加工タイプで錆びにくく、グリップが大きくて軽い!草花・ツルの切り戻しや剪定におすすめ。見た目も可愛いくて大好きなハサミです。

ベランダでつる性植物を育てるアイテム

ベランダの鉢でツルものを扱う時、どんなトレリス、又はネットをお使いですか?

鉢に挿すタイプだと、風で倒れたり鉢の大きさやデザインを限定してしまう事がありますよね。ツルものを育てていない時には、収納に困る事もあります。

お店では樹木の剪定で出た丈夫な枝を数本組んで挿し、トレリス変わりに使っていました。大鉢だったので枝を挿せましたが、ベランダの鉢では少々厳しい使い方です。

シンプルですっきり!壁に立てて使う「トカイッコ・カラマリーナ」

コンクリートの床で壁に立てて自立させるタイプを利用するのも1つの方法。

ツルものを使わない時でも、軽い鉢ならばハンギング出来て便利です。これなら四角い鉢でも丸い鉢でもOK。鉢の形を選びません。収納をする必要もありません。

 

▼トカイッコ カラマリーナ:スタンドとパネルを組み合わせて壁面で使う

 

▼専用の自立スタンド

まとめ

今回は「ジャスミン・ホワイトプリンセス」をベランダで育てるためのポイントを紹介しました。春から夏、秋遅くと花期が長く、香りの強い種類のジャスミンです。

花を楽しみながらコンパクトに育てるコツ

  • 花が終わったら脇芽の上でカット
  • 春に枝の付け根の新芽を確認して短く仕立て直し
  • 花期が長いので肥料も忘れずに

半常緑・耐寒性あり・蒸れに強い・四季咲き・病害虫に強い。自分でつるを巻き付けられないので、剪定や仕立てやすさも嬉しい点です。

寒冷地でベランダで育てる場合は、-5度以下になりそうな時は室内に取り込むと安心です。そこまで低くならないなら霜や雪に当たらないよう軒下へ避難させましょう。マルチングで工夫すると良いですよ。

 

ベランダガーデニング向きの要素がいっぱいの植物です。

上品な香りと優雅な姿、鉢で楽しんでみませんか。

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