観葉植物「カラテア」は丈夫で育てやすく、夜になると可愛い仕草で休眠します。
葉の色や模様が個性的で、美しい品種が沢山あります。お部屋に、暖かい国のエキゾチックな雰囲気を取り入れられる、おすすめな観葉植物です。
カラテアの品種は豊富!魅力は葉色と模様
photo by LAND PLANTS 楽天市場店
「カラテア」は熱帯アメリカが原産。直射日光が届かない樹木の株元に生えています。300種が自生していると言われていていますよ。
葉の模様や色が美しくて生命力が強いので、近年注目されている観葉植物です。
どの品種もしっかりと厚みのある艶やかな葉を持っています。そして、この葉の模様が何ともエキゾチック。品種によって模様や容姿が違います。
まず、以下5種類をご紹介しましょう。
- 3色の葉が美しい「トリオスター」
- 優しい雰囲気「オルビフォリア」
- 濃い葉色が際立つ「ドッティ」「サンデリアーナ」
- 一番流通!人気の「マコヤナ(ゴシキヤバネショウ)」
3色の葉色が美しい「トリオスター」
photo by 日本花キ流通
例えば、上画像は「トリオスター」。
名前の通り「グリーン、レッド、ホワイト」の3色の組み合わせが美しい品種。葉の裏側も鮮やかな色をしています。自然が描いた色や模様はとても綺麗。
他の観葉植物と一緒に置くとアクセントになりますし、葉の裏が見えるような高い場所に置くと存在感がありますよ。
カラテアといえば、「トリオスター」のように、鮮やかで濃い色が目立ちますが、優しい雰囲気の品種もあります。
優しい雰囲気「オルビフォリア」
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例えば、上画像の丸みのある葉は「オルビフォリア」。大きく丸く広がった葉は少しウェーブがかかっていて、葉脈と模様がアクセントになっています。
優しい雰囲気なので、家族が集まる場所やリビングに良いですよ。
もっと男前な感じ、または凛とした雰囲気が好き!という場合、濃い葉色の品種もおすすめ。
濃い葉色が際立つ「ドッティ」「サンデリアーナ」
photo by LAND PLANTS 楽天市場店
例えば、上画像「ドッティ」や「サンデリアーナ」は、濃い葉色をしています。使い込んだ木製テーブルやコンクリートの壁に。
個性的なので「エバーフレッシュ」や「アジアンタム」のような、柔らかくて細かい葉の観葉植物を置くと美しさが際立ちます。
一番流通!人気の「マコヤナ(ゴシキヤバネショウ)」
photo by LAND PLANTS 楽天市場店
カラテアはこのように色々な品種があるので、何を選べば良いやら迷ってしまいますね。
中でも1番手に入りやすいカラテアは「マコヤナ」。葉の裏が薄い紫色でとっても綺麗。
私がお店て育てていたカラテアも「マコヤナ」でした。ちょっと個性的な観葉植物ですから、この鉢をきっかけに植物好きな方と会話が弾みました。
このように、カラテアは葉の色や模様がとても豊富で個性的。それでいて、置き場所を選ばない容姿をしています。
夜は葉を立てて眠る様子がとっても可愛いんですよ。
ネット検索する場合「造花(フェイク)」も一緒に表示されるので注文前によく確認しましょう。見た目は似ていても、カラテア本来の葉の質感、葉の動き、力強いエネルギーなどの魅力を感じることは出来ません。
夜は休眠運動「おやすみなさい」と葉を立てる
上画像は私のカラテア「マコヤナ」です。
こんな風に、夜に葉を立てて「おやすみなさい」とサインを送ってくれますよ。これが可愛い!シャキッと立っていますね。蛍光灯の灯りに照らされて、葉裏の紫色が綺麗に見えます。お部屋が明るくても葉を立てますよ。
これは「休眠運動」と呼ばれています。この行動はエバーフレッシュと同じですね。
カラテアの育て方、とっても簡単なんですよ。
カラテアの育て方
熱帯雨林の樹木株元に近い状態になるように育てると良いですよ。生命力が強いので、お水だけでも十分に育ちますが、少々コツが必要です。
日当たり・温度
寒さと直射日光に弱いです。1年を通して柔らかい日陰に当てます。あまり日陰すぎても美しい葉色になりませんし、強すぎると葉が焼けてしまいます。夏場の強い陽射しを避けて育てます。
10℃以下になる秋冬は室内へ。冷たい風にも弱いです。冬の窓辺は冷気が強いので、窓から少し離して管理しましょう。エアコンの風が当たらないように注意です。
水やり・葉水
湿り気がある環境が適しています。春・秋は乾いたら水やり。夏は乾かさないように水やりします。ただしメリハリのある水やりを。
大事なのは冬の水やり。冬は成長しないので乾かし気味に管理します。春~秋と同じ水やりをしてしまうと、葉が枯れてしまう事がありますよ。
冬は水のやりすぎに注意しましょう。
霧吹きで葉水
株元の水やりの他、霧吹きでこまめに葉水をあげます。特に冬場は水シャワー禁物。温度調節のためにも霧吹きの葉水を欠かさないようにします。
ハダニが付きやすいので霧吹きをすることで予防します。葉の裏側も忘れずに。
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肥料
成長期(春~秋)に固形の緩効性化成肥料(ゆっくり効果が表れる肥料)を2か月に1回。または液体肥料を10日に1回くらいあげると葉艶が良くなります。冬場は控えめにしましょう。
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植え替え・株分け
2~3年経って鉢の底から根が出てきたら、植え替えのサイン。冬の間元気が無かった場合も植え替えることで元気になる場合がありますよ。暖かくなってきた頃、5月~8月上旬が植え替え時期です。
鉢から抜いたら古い土を落とします。全ての土を落とすと、新しい環境に馴染むのにエネルギーを使ったり根を痛めたりします。古い土を落とすのは1/3程度にとどめます。
出来ればひとまわり大きな鉢に植え付けますが、あまり大きくしたくない場合は株分けして別々の鉢に植え付けます。
市販のおすすめ用土
市販の培養土を使う場合、個人的なおすすめはアイリスオーヤマの団粒構造シリーズ。根張りや空気を取り込める粒状をしていて使いやすいです。再生材と一緒に使うとふかふかになりますし、室内で扱う土が少なくて済みますよ。
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まとめ
photo by LAND PLANTS 楽天市場店
エキゾチックで個性的な「カラテア」のご紹介でした。様々な品種があり、葉の模様や色が美しい観葉植物です。一番流通している品種は上画像の「マコヤナ」です。
生命力が強いので比較的育てやすいですよ。育て方のコツは
- 柔らかい日当たり
- 寒さに当てない
- 湿度管理
です。霧吹きで葉水も忘れずに。
育て方まとめ
- 直射日光・風を避ける
- 寒さに弱い。10℃以下は室内へ
- お水が好きだが、常に湿らせておかない
- ハダニや温度調整のため葉水をこまめに。葉裏も忘れずに。
- 株分けや植え替えは暖かくなってから
夜は、おやすみなさいと葉を立てて休眠する姿がとっても可愛い。個性的ながら他の植物とも馴染みます。
明るい室内で、エキゾチックな観葉植物を育てみませんか。