キンギョソウは春から流通する馴染みのある植物ですね。濃くて深いブロンズ色の葉を持つキンギョソウを取り入れてみませんか。奥行きを出したい時におすすめです。
常緑で背丈があるので、高低差がある寄せ植え作りによく使われます。明るい花色にも合います。
ブロンズ色の葉が美しいキンギョソウ
キンギョソウは常緑で葉を1年中楽しむことができます。寒冷地では冬に少し落葉しますが、暖地では葉が落ちず、低温になると葉色が濃くなり一層美しくなります。
特徴は、すらりと伸びた茎に、ぷっくりとした愛らしい花。
今回は葉色が濃くて美しいキンギョソウを2つ紹介。
どちらも一般的な1年草の金魚草より寒さに強く、極寒地以外は屋外で越冬します。
花時期:4~10月
草丈:20~40cm
耐寒温度:約0℃(目安)
ブロンズレッド
ブロンズドラゴンよりも背丈があります。
photo by ハッピーガーデン
ブロンズドラゴン
photo by 千草園芸
ブロンズの葉を生かした寄せ植えアイディア
これらのキンギョソウを使った例を紹介します。
濃い葉色のキンギョソウが入っていない状態を想像してみてください。主役の後ろに1株あることで引き締まっていますよね。
葉の色を意識するだけで、全体の雰囲気が変わります。白いお花や他の葉、ラミウムにも馴染みます。ブリキや白い鉢にも合っています。
では、育て方をチェックしてみましょう。
育て方のコツ!枯れる原因の1番は蒸れ
キンギョソウを枯らしてしまう原因の多くは「蒸れ」です。
特に春から夏は株元が蒸れやすい季節なので、他の植物との寄せ植えで通気性が悪くなったり、お水を沢山あげすぎてしまったりします。
株元が蒸れないよう、枯れた葉や花、汚れた葉をこまめに取り除いて風通し良く育てます。
枯れる原因
- 強い陽射しや霜に当てている
- お花に水をかけている
- 土がいつも湿っている
- 咲いたお花をそのままにしている
キンギョソウは半日蔭、風通しの良いところが好きです。株が大きい時は、株元の葉を少し取って風通しを良くしましょう。
照り返しの強い陽射しにも気をつけます。寒冷地では秋植えせずに春植えにした方が失敗が少ないですよ。
そして、お花に水がかかると、そこから虫がついたり蒸れて腐ったりします。お水は株元に「乾いたらたっぷり」メリハリのある水やり。お水をあげてもあげても元気が無いのは、水のあげすぎか根が詰まってる事が多いですよ。
種を取りたいとき以外は切り戻しをします。その方が通気性も良く、脇芽が出て良く咲いてくれます。
増やし方
種、株分け、挿し芽で増やすことができます。いちばん簡単なのは「挿し芽」。花束に入っている切り花の茎でもOKです。時期は梅雨時か秋(10月頃)がおすすめ。発根しやすいです。
挿し芽するときは、若くて元気な茎を選んで10センチくらいにカットし、3,4枚くらい葉を残して水揚げ30分してから。
余計な葉を落として挿し芽をすると、根を出すことにチカラを注いでくれます。綺麗なハサミでカットしましょう。
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まとめ
シックで濃い色の葉(カラーリーフ)を寄せ植えに使うと奥行きが出ます。
お馴染みのキンギョソウの、ブロンズレッドやブロンズドラゴンは冬になると濃い色の葉になるので、寄せ植えにすると全体の引き締め役として活躍します。
キンギョソウは苗の販売期間が限られています。中でもカラーリーフとして鑑賞できるキンギョソウは貴重。
見つけたらぜひ挑戦してみてくださいね。