エアプランツを素敵に飾れたら嬉しいですよね。中でも「キセログラフィカ」は存在感がありますよね!
ただ・・・お店のようにお洒落なディスプレイを真似しようとしても、同じようにはいきません。それは、一緒に置いてある小物や背景が引き立てているからです。
そこで今回はちょっと足すだけ。ワンランクアップな飾り方を目指しましょう。
エアープランツの王様「キセログラフィカ」
photo by ayanas
キセログラフィカとはエアープランツの王様と呼ばれている人気の植物です。ゆるやかなカールが優雅でまさに王冠のよう。サイズは色々あります。
細かい産毛が全体を覆っていて、葉は白銀色。シャビーで上品な色合いから、男性にも人気があります。ワシントン条約で規制されている希少価値のある植物です。
育て方や環境は?
飾ることは「育てる」ことでもあります。最初に育て方を再確認しましょう。
土で育てる植物とは水分の与え方が違うので、注意が必要です。コツはたっぷりお水をあげたあとの、風通しです。
エアプランツは放置OKと思われがちですが、実は違います。私は逆に水分過多で腐らせてしまった経験があります。元気がなかったので水分不足だろうと勘違いして、長めに水につけてしまったのです。
水分はメリハリをつけてあげましょう。
キセログラフィカが喜ぶ育て方
- 必ず風通しの良い場所に置く
- やや明るい室内に置く
- 週に2~3回、夕方にたっぷりな霧吹き
- 気温が下がったら週に1度程度のたっぷりな霧吹き
- 何時間も濡れたままにしない
- 緊急時だけ、3~4時間全体を水に浸してから逆さに吊るす
- 10℃~30℃で育つ
これらを簡単に言ってしまうと・・・
適度な水分と、人が心地良いと感じる環境で育てればOK。
それでは飾り方の紹介です。
カッコよく楽しく飾ろう!
今回はご自宅で簡単に、応用出来そうな飾り方を探りました。身の回りの雑貨などと組み合わせて、カッコよく育てましょう。
以下8つをご紹介します。
- 味のあるワイヤーバスケットに
- シャビーなウッドボックスに
- ブリキのトレイに
- テラリウムハウスに
- ハンギングやハンモックで吊るす
- 流木と合わせて
- ディスプレイスタンドに
- シンプルに。そのまま置いて
味のあるワイヤーバスケットに
ワイヤーバスケットは、キセログラフィカを移動させる時も簡単。通気性も良いので、育てる環境としても理にかなっています。
ワイヤーバスケットの素材は、出来れば光沢が無く、くすんだタイプや濃い色に。キセログラフィカの美しい産毛が際立ちます。
キセログラフィカを飾るのならば、口が広いタイプ又は浅めが扱いやすいです。
例えば以下3つ。
- 楕円形
- 浅いトレー型
- カヌー型
楕円形
コロンとした丸いバスケットは、キセログラフィカの丸い形とマッチしていますよね。無骨というよりも、優しい雰囲気になります。
お洒落な味のあるバスケットがお似合い。
photo by ELEMENTS
キセログラフィカをバスケットの側面に置くことで、根の通気性も確保できます。
楕円形(ボールを半分にカットしたような形)は角が無いので、キセログラフィカのカールを邪魔しません。
浅いトレー型
photo by 雑貨屋 Re 1em rue de ambience
浅いトレー型。深さの無いスクエアタイプなどもおすすめ。
キセログラフィカの底部分の通気性は、楕円形よりも劣るけれど、それは使い方次第。バスケットの片側にレンガや流木を置いて、ちょっと高くする工夫をするとカッコいいですよね。
底辺が安定しているバスケットは、他の用途にも使えます。
例えば、多肉植物をカットして断面を乾かす時(多肉植物は断面を乾かしてから植え付けます)、小鉢やガーデンツールを移動する時なんかにも便利。
カヌー型
photo by merci-present(輸入雑貨)
取っ手付きのカヌー型。これはかなりオススメ。
楕円形の通気性、トレー型の安定感の良いところ取りですし、見た目も可愛い。画像のように1輪の大きなドライフラワーを投げ込んでいても自立します。
ワイヤーバスケットは丈夫で通気性が良いので、キセログラフィカを飾る以外にも使えます。
photo by merci-present(輸入雑貨)
シャビーなウッドボックスに
photo by WillDo
シャビー(使い込んだような雰囲気)感があるウッドボックスにも合います。
上画像のように底辺が抜けているタイプを使うと、壁の色が見えてお部屋に馴染みます。完全に抜けているタイプはモノを入れて使えないので、メッシュ付きや板付きが便利。
ちなみに底辺部分にメッシュがあるのは「キャベツボックス」とも呼ばれます。底なしのボックスが手元にある場合、チキンネットをDIYで付けてしまうのもひとつ方法。
底辺部分にネットがあると、立てて使った時にフックで吊るす事が出来ます。
photo by モリーフ
ボックス1つだけを立てて使うのもシンプルですが、複数個あると更に便利。
同じ形状のボックスを立てたり横にしたり。ただ重ねただけで棚の出来上がりです。窓辺に置いて花台にしたり、中に置く道具によって自由に組み替えたり。
色々な道具を収納できるだけでなく、自由に飾れます。
ウッドボックスは屋外用と室内用があります。雨ざらしのベランダでも使う、又はお部屋だけで使うのか決めてから探しましょう。ビンテージ物はカッコいいけれど重い場合があります。重さ、大きさもチェックしてみてください。
photo by APOA
ブリキのトレイに
実際にキセログラフィカが乗っている画像がみつかりませんでしたが、ブリキと白銀色の葉は相性抜群。
例えばこんなブリキトレイに。
photo by アンティーク雑貨 CHEERFUL
シンプルなトレーは、鉢の受け皿としてもOK。ブリキは少々錆びても、味になっていくので長く使えます。
photo by 植木鉢の専門店 アールデ
テラリウムハウスに
専用の部屋を作っちゃうのも楽しい。
大きいガラスのケースに。例えば、屋根が一部オープンになっているタイプを。完全に蓋をして使うタイプは通気性がないので、少しでも空気を循環出来る方が良いですね。
photo by インテリア雑貨rodcontrol
photo by インテリア雑貨rodcontrol
photo by manieru-party
photo by ギギliving
ハンギング(ハンモック)にして吊るす
通気性が大事な植物なので、吊るして飾るスタイルは理想的。
シンプルにハンギング(ハンモック)にする方法もおすすめです。
ロープで編み込んだ「プラントハンガー」は、使わない時には収納出来て便利。どんなお部屋にも合います。
プラントハンガー
photo by ランドマーク
サイズが合えば、中に入れて使う鉢は四角でも丸でもOK。素材がテラコッタでもプラスチックでも問題ありません。自由度が高いので色んな鉢植えに使えます。
プラントハンガーの編み方は色々あります。
photo by FIVE HUNDRED WORKS.
アイアンバスケットやワイヤーを利用して
photo by ハワイアン雑貨ULU
使っていないメッシュ状のハンギングバスケットがあれば、ポンと乗せるだけでお洒落になります。使い込んでいれば尚良しですね。
photo by エアプランツ観葉植物ふらここ
キセログラフィカがまだ小さい場合(※)は、鉢やバスケットを使わずに、ぐるぐる巻いたワイヤーの上に乗せて吊るすのも素敵。
上画像は、エアプランツ品揃え日本最大級「ふらここ」さんの「 スワロフスキー付き サンキャッチャー」。キセログラフィカではないけれど、お手本に載せました。
ワイヤーは100円ショップでも手に入ります。あまり重いものには向かないので、小さめのキセログラフィカ向き。大粒のビーズを吊るせばキラキラして可愛いです。
※ キセログラフィカの実生苗(みしょうなえ)
photo by エアープランツ専門店 B&L
キセログラフィカは様々なサイズが流通しています。美しいカールが魅力なので、大きいほど存在感があります。
ですが「実生苗(みしょうなえ)」といって、小さな赤ちゃん苗も流通しています。実は大変貴重。成長が遅いですが、小さいサイズから育てたい方におすすめです。
キセログラフィカは小さいサイズでもカールがあります。他のエアプランツと間違えないようにチェックしてみてくださいね。
流木と合わせて
簡単なのは「自然素材のそばに置く」だけ。中でも流木は相性良いですね!そばに置くだけ、乗せておくだけでサマになります。
photo by CANAL JEAN
流木は長い間、流れ漂い削られた自然な形。同じ形が1つもないオンリーワン素材です。エアプランツの肌質と合いますね。
photo by charm
ディスプレイスタンドに
例えばスチール製のスタンドに。エアプランツを扱っているショップには、飾って育てるのに丁度良いデザインが流通しています。
キセログラフィカとセットになっているタイプもあります。届いたらすぐに飾れるので、飾り方に悩まずに済みますし、置き場所に困りませんね。
photo by エアプランツ観葉植物ふらここ
上画像のスタンドを取り扱っているのは、ふらここさん。エアプランツの取り扱いは日本最大級。エアプランツを育てる時に使うグッズが色々あります。センスも良いですよね。
エアプランツとのセット、スタンドのみでもOK。良かったらご覧になってみてくださいね。
シンプルに。そのまま置いて
整頓された空間にポンと1つ置く。
それもまた良しですね。
photo by ソラニワ
まとめ
キセログラフィカは存在感がありますね。お部屋で飾りながら育てられるカッコいい植物です。
でも、育て方はちょっと特殊。「着生植物」といって、本来は樹木や岩の上に着生して育つ植物です。葉の根元に水を貯める性質があるので、根元部分を腐らせないようにする必要があります。
なので、出来ればハンギングやスタンドで空中に浮かせたり、メッシュカゴを利用したりした方が喜びます。適度な水分と柔らかい陽射し、通気性を保ちましょう。
お部屋の中も、季節によって温度や湿度が変わるので、簡単に置き場所を変えられる飾り方をするのもポイントですよ。
キセログラフィカを楽しむアイテム
おすすめショップ紹介
キセログラフィカだけではなく、エアプランツ全般、またはその関連グッズを購入したい場合、以下のショップはオススメです。
どちらも口コミでも好感度が高く、センスが良いお店です。ぜひ寄ってみてください。鉢の合わせ方も参考になります。
エアプランツの王様、キセログラフィカをカッコよく飾っちゃいましょう!
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