挿し芽としてカットした多肉植物を植えるとき、グラグラと動きませんか?不安定ですよね。いつのまにか抜けてしまったり、根付かなかったりします。
そんな悩みを解決するのが、固まる土「ネルソル」です。一般的な培養土とは少し違うので、最初は戸惑うかと思います。
まずは手始めに、小さな器で寄せ植えをしてみませんか。
ネルソルで多肉植物を植える
固まる土というと、多肉植物が呼吸出来なくなるのでは?と心配になりますが大丈夫。吸水性と保水性がよく、苗の固定や水やりに優れている土です。
ネルソルとは
photo by https://latte.la/
主な成分原料は、ピートモス、ゼオライト、バーミキュライトと粘着剤(水溶性合成高分子配合)です。
ネルソルと水を混ぜて練り、粘りが出たら軟らかいうちに植物を植えます。固まれば完成。ちゃんと根も出るし、植え替えも出来ますよ。
ネルソルの特徴
ネルソルの疑問点を簡単にまとめました。
一般的な培養土と違う点などを以下に紹介します。
- 固まるまでの時間:
約1時間くらいで固まる。壁にかける場合は固まってから。 - 水やり:
完全に固まれば水やりしても崩れない。完全に乾くと吸収しずらいので、ゆっくりあげるか数分つける。植え込み直後は水やりしないこと。 - 練った用土が余ったら:
冷暗所で密閉容器に保存。乾かないうちに早めに使う。 - 一度使ったネルソルは再利用できる?:
粘着が弱いので使わない方が無難。 - 枯れたり乱れたりしたら?:
根から引き抜いて短く切り戻し。切り口を乾燥させてから挿しなおす。抜いたところを少し掘ってスペースを作り、新しく練ったネルソルを補充して植える。
他の用土と混ぜない方が良い。 - どんな器に使えるの?:
土がこぼれにくく安定するという特徴があるので、使える器は工夫次第。壁にかけられるので、ハンギングタブローにもおすすめ。
ハンギングタブローとは
photo by ガーデニングどっとコム
タブローとは「絵画」のこと。
絵画のように壁にかけられる植え込みをいいます。
まずは、ネルソルに慣れよう
ネルソルの特徴は分かっても、いきなり大袋を使うのは不安ですよね。土が糸を引くので、慣れるまで違和感がありますし、使いきれず余らせてしまうかもしれません。
そこでまずは使い切り。
鉢とのセットから挑戦されるのがオススメです。
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多肉植物は根を出してから植えると簡単
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多肉植物は、カットしたらしばらく乾燥させて、根が出てから植えこむと失敗が少ないです。
セットの中に多肉植物が無い場合は、既にカットされている「多肉植物カット苗」を使うと手軽に始められますよ。
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まとめ
ネルソルは吸水性と保水性がよく、苗の固定や水やりに優れている土です。
気をつける点としては、多肉専用の土よりも保水性が高いので、水やりし過ぎないようにしましょう。育て方は一般的な培養土の時と同じ。メリハリのある水やりで、日当たりの良い場所に置きます。
ネルソルの最大の特徴は、乾けば固まること。その特徴により
- 今まで植えられなかった器に植えられる
- 水やりしても土がこぼれにくい
というメリットがあります。
壁に掛けても、ぶら下げてもOK。古いお皿やカゴ、手作りの器や流木など、器のアイディアは無限大。ワイヤーを適当に編んでオリジナリティーを出すのも良い方法。とても楽しい土です。
想像が膨らませて自由に植えてみましょう。
photo by ゆららかマーケット
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