ピーターラビットに描かれているジョウロの挿絵、実はモデルがあるのです。
photo by http://www.alz.jp/221b/aozora/
挿絵で描かれているジョーロは、HAWS(ホーズ)社のトラディショナルカンで、別名「ピーターラビットカン」と呼ばれています。
HAWS(ホーズ)のジョーロは1つ1つ手作り。現在でも愛されている英国老舗メーカーです。
HAWS(ホーズ)は現在も愛される英国老舗メーカー
英国は古くから植物を生活に取り込んで来ました。
ピーターラビットの挿絵に描かれているジョーロは英国老舗「HAWS(ホーズ)」製です。ウォータリングカン(ジョーロ)のトップブランドで世界中のガーデナーに愛されています。
日本のガーデニングショップでも販売しているお店はありますし、雑貨屋さんでもオブジェとして飾られたりと、実は人気のジョーロです。
今回は
- HAWS(ホーズ)のジョーロについて
- ピーターラビットカン(トラディショナルカン)
- ベランダにおすすめ!ロングリーチカン
の流れで紹介します。
HAWS(ホーズ)のジョーロとは
1886年創業以来、変わらずに愛されているには理由があります。
植物に優しく使いやすいから。使いやすくなるまでには長い歴史があって、現在に至ります。園芸家でもあったジョン・ホーズは「満水でも半分でも空でも」使う人が負担にならないジョーロを作り1886年に特許申請。
はじめての大量生産となり人々に喜ばれます。ところが、その使いやすさからデザインを真似た商品が出回ってしまうのです。
そこで「ハス口(はすぐち)」から出るお水の出方に着目。優しい散水と言われるジョーロを作りあげました。
園芸家ならではの着目と言えますね。
使いやすさのポイント3つ
HAWS(ホーズ)のジョーロは種類豊富。まずは冒頭で紹介した「ピーターラビットカン」に合わせて説明します。
- 細くて柔らかい水やりが出来る
- 重さを分散させる取っ手がある
- 丈夫で長く使える素材
細かくて柔らかい水やりが出来る
photo by 芝生のことならバロネスダイレクト
真鍮製のハス口と細かい穴から、ふんわり優しいお水が出ます。ジョーロの水量に関係なく、柔らかい散水ができるように設計してあるためです。
これは「絹糸の散水」とも呼ばれています。
種から育てる、小さな苗にも丁寧に水やりが可能。まんべんなく行き渡る事で病害虫の予防にも繋がります。
ハス口を取ると差し水としても使えます。なお、本体はお水が早く溜められるように、上部は広く開いています。
重さを分散させる取っ手がある
photo by SEKISUI DESIGN WORKS
▲9ℓタイプ
ピーターラビットカン(トラディショナルカン)は上画像のように、上と横の2か所に持ち手があります。
持ち運びは上の持ち手、水やりをするときは両方で持つと安定して使いやすい構造になっています。腕を伸ばさずに使えるので、身体の負担が少ないのです。
丈夫で長く使える素材
材質は「厚いスチール」で丈夫。この素材、消費者レポートでもかなり好評です。
私は約6年間外に出したままですが、塗装が剥げることもなく丈夫。持ち手がガタついたり浮いたりもしません。
真鍮部分は良い感じの味が出てきました。
▲私は木製ハンドル
このピーターラビットカン(トラディショナルカン)。すごく使い勝手良いのでおすすめしたいのですが・・・実は、生産中止で品薄です。
歴史があるデザインなので、ガーデニングショウや園芸関係の催しで展示される可能性もあります。見つけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
photo by Gardens Market
HAWS(ホーズ)ピーターラビットカン(トラディショナルカン)
HAWS(ホーズ)はピーターラビットカン(トラディショナルカン)以外にも沢山のジョーロを販売しています。
今回はその中から、おすすめを1つ紹介します。
おすすめ!HAWS(ホーズ)のジョーロ「ロングリーチカン」
photo by ガーデニング日和
HAWS(ホーズ)のジョーロは他にも沢山あります。
ベランダなどで、限られている空間でおすすめしたいのが「ロングリーチカン」です。
- 美しいデザイン
- 奥の鉢の根元に水やりしやすい
- 複数の持ち手で重さを感じにくい
- プラスチック製もおすすめ
デザインが美しいので鉢のそばに置いてもサマになります。
ノズルが長いので、奥にある鉢の根元へも水やりしやすい構造。
ピーターラビットカン(トラディショナルカン)と同じように、持ち手が2か所にあるためにお水をいっぱい入れていても重さを分散させて持つ事が出来ます。
素材はスチールとプラスチックがありますが、ベランダでは何かと持ち運びが大変。扱いやすさを求めるのならば軽いプラスチック製がおすすめ。
スチール製よりもリーズナブルです。ハス口だけでも販売しています。
まとめ
英国で古くから愛され続けている、HAWS(ホーズ)のジョーロを紹介しました。様々な容量とデザインがありますが、共通した特徴は以下の通り。
園芸家でもあったジョン・ホーズの着目により「満水でも半分でも空でも」使う人が負担にならない構造で作られています。
HAWS(ホーズ)ジョーロの特徴
- 美しいデザイン
- 細くて柔らかい水やりが出来るハス口(はすぐち)
- 水が沢山入っていても持ちやすい
- 丈夫で長く使える
ピーターラビットが出てきそうなジョーロで、ふんわり優しい水やりをしてみませんか。