今回はテラコッタよりも割れにくく、とても軽い「グラスファイバーの鉢」を紹介します。加工しやすいので、デザインはとても豊富。
少しでも軽くしたい、ベランダのガーデニングにぴったりです。
軽い・通気性・割れにくい!グラスファイバー
「グラスファイバー」と、プラスチックとテラコッタの良いところどりの鉢です。特徴を簡単にあげると以下の通り。
大きな鉢も、ひょい!と片手で持ちあげられます。

今は身近な園芸店でも置かれるようになりました。
遠くから見た感じでは、重たい素焼き鉢とそっくりなので、お店の中でも気が付かないかもしれません。お店の方に聞くか、鉢コーナーをじっくり見てチェックしてみてください。
グラスファイバーの特徴
- 軽い(テラコッタの1/2~1/3程度の重さ)
- 通気性が良い
- デザイン豊富
- 丈夫で割れにくい
グラスファイバーの鉢は、プラスチックにガラス繊維などを混ぜ込んでいるため、軽い・丈夫・通気性よしと良いことずくめ。
プラスチック鉢、陶器よりも長持ちします。
さらに、素材を混ぜ込んで型に入れるので、デザインのバリエーションが豊富。細かい文字を浮き上がらせたり、模様を細かくしたりと、自由度が高いデザインを作る事が出来ます。
プラスチック鉢との違い

デザイン豊富な点ならば、プラスチック製も同じです。
でも、プラスチックは空気を通さないので、暑い時には蒸れやすくて根が弱ってしまいます。根も土も呼吸出来ることが、元気に育てるポイントです。
プラスチックの鉢よりお値段がはりますが、長い目で見れば、断然グラスファイバー鉢がお得。植物が元気に育ちます。
デザイン豊富なグラスファイバー鉢
どんなデザインがあるのか、少し紹介しましょう。
かわいい長靴の鉢「プリュイポット」

グラスファイバーならではのデザインです。靴底の溝、文字も良い雰囲気。
テラコッタでこの形を作る場合、大量生産するには成形コストがかかってしまいます。プラスチックの場合は成形可能ですが、下の方に沢山入った土は、空気の逃げ場がなく蒸れてしまいます。
グラスファイバーなら、自由自在。可愛らしい長靴のデザインもリアルに作れます。
デザイン豊富!ガーデンメーカー「友膳(ゆうぜん)」

園芸ショップでよく見かける、可愛らしいグラスファイバー鉢の多くは友膳です。上画像の雰囲気、喫茶店や美容院などの店舗で見た!と思う方もいらっしゃるでしょう。
友膳は、グラスファイバーの他にブリキ、テラコッタも販売しています。ガーデンピックや雑貨類は、可愛らしいデザインが人気です。
シックな雰囲気なら「ファイバークレイ」


これらのファイバークレイシリーズは、街中でよく見かけますよね。大きな商業施設施設でもよく使われています。
シンプルデザインなので、どんな場所でも馴染みます。
私が造園業で植え込みをしたときも、上の階のマンションや戸建てに使って大助かりでした。見た目は使い込んだテラコッタそのもの。
かなり重そうに見えますが、片手でひょいっと肩に乗せられます。
まとめ:軽くて丈夫な鉢
今回は、軽い・丈夫・デザイン豊富な「グラスファイバー鉢」を紹介しました。
特徴は以下の通り。
- 軽い(テラコッタの1/2~1/3程度の重さ)
- 通気性が良い
- デザイン豊富
- 丈夫で割れにくい
大きな鉢を使いたいけれど、土を入れるともっと重くなるから・・・と、諦めている方におすすめです。
グラスファイバー鉢 はプラスチックにガラス繊維などを混ぜ込んで加工するので、素焼き鉢では叶わない形状が沢山あります。気に入ったデザインに出会ったら、ぜひ一鉢取り入れてみてください。
土を入れた鉢の移動が、ぐっと楽になります。