当サイトはプロモーションが含まれています

環境に合った素焼き鉢の選び方は?保水性を調整するアイディア

鉢・器・小物
この記事は約4分で読めます。

海外では大きなテラコッタが広いお庭に置いてあり、景色とよく馴染んで素敵です。でも、日本の場合はどうでしょう。

苔がすぐ付いたり、土が乾いたりしませんか。

\ お花の定期便・総合情報 /

\ お花の定期便・総合情報 /

素焼き鉢の保水性と通気性

今回は、植物に合った素焼き鉢について考えます。

駄温鉢・テラコッタ・モスポットの違い

素焼き鉢は色々な種類があります。よく流通している人気の鉢は以下3つ。

 

今回はこの3種類の素焼き鉢に注目してみましょう。

これら3つはそれぞれ素材や作り方が違うので、デザイン、重さ、硬さ、保水性が違います。この中で、植物環境に直結するのは「保水性」です。

素焼き鉢の保水性比較

photo by 植木鉢の専門店 アールデ

 

3種類の中で、1番保水性が高いのが 駄温鉢(だおんばち)日本で昔から使われているお馴染みの鉢ですね。高温で焼かれていて粒子が細かい素材です。

逆に、通気性の良さに注目するモスポット が優れていると言えます。多肉植物やサボテンなど、湿度が苦手な植物に向いてます。

環境に合わせて鉢と土を工夫する

basil-pot

本来は、保水性を考えて植物環境にあった鉢を使うのが理想的です。

ですが、その都度鉢を増やすのも大変。既に手元にある鉢を使いたい場合もあります。そこで鉢と土の相性を考えてみましょう。

 

まず、土の保水力をチェックしてみてください。

すぐに土が乾く場合は?


▲クルミでマルチングした私の鉢

土の配合を変えるか、マルチングをする事で保水性を高める事が出来ます。

マルチングはクルミもオススメ。雨に当たっても丈夫で腐りませんし、見た目も可愛いです。

関連記事

培養土の作り方はこれ!基本3パターンのおすすめ配合

くるみの殻でマルチング。木の実や小物と一緒に乾燥防止の土隠し。

なかなか土が乾かない場合は?

保水性が高すぎて、べたーっと苔が鉢のまわりについてしまう。そんな時は、水はけを良くする方法を探ってみましょう。

例えば

  • 赤玉土を少し混ぜ込む(足し過ぎ注意)
  • 鉢底や表面に「ミリオンA」を敷く
  • 鉢底をポットフットで上げて風通し良く
  • 土の再生材を混ぜ込む

などです。

 

ミリオンA

粗めの珪酸塩白土(けいさんえんはくど)です。水質を浄化し、根腐れを防止、肥料のやりすぎを調整します。水栽培にも使えます。

 

ポットフット(ポットフィート)


photo by toolbox

鉢の底を上げるための足。デザイン、素材、大きさは色々あります。

お手元にレンガが2、3個あれば代用できます。鉢底から水が流れるように、鉢底穴のスペースを開け、底のフチにかかるよう2~3個置きます。

水はけの他に、地面からの熱や冷えから守ります。

 

その他、土の再生材は土を手軽に改善できるのでオススメな方法です。

関連記事

古い土を簡単に再利用!土の上に1センチ撒くだけの有機栄養分肥料入り再生材

 

植物が元気に育たないのは水分バランスの他に、日当たりや温度、根詰まり、土の古さ、病害虫など色々な原因が考えられます。
鉢の他に生育環境をチェックしてみましょう。

苔が付かない!撥水処理をした鉢を選ぶ

素焼き鉢は使い込むと風合い出てきますね。馴染むといい感じなので、早く苔むした感じにする手法もあります。

でも、鉢についた苔が全て良い苔とは限りません通気性が悪ければ悪いほど、ヌルッとした分厚い苔が付きます。個人的にはその手の鉢を扱うには大変だと思うのです。

▼イメージ

control

時間が経つとタワシでこすってもなかなか落ちません。ベランダで洗うのも大変です。

もう苔はイヤ!という方は撥水処理を施した鉢を使う手もあります。長い間使っていてもほとんど苔が付きません。

まとめ

pot-1

 

鉢は色々な素材があるので迷ってしまいますね。植物を一度植え付けたらそう簡単に変えないので、最初が肝心。

鉢の素材は他に、木製、コンクリート、プラスチック、グラスファイバー、陶器と色々あります。それぞれの良さがあります。

 

鉢選びに迷ったら今回紹介した「素焼き鉢」から選ぶと扱いやすくなります。夏の暑い日でも温度を逃がし、空気も通してくれます。

保水性をチェックしながら、環境や植物に合わせてお気に入りを見つけましょう。

駄温鉢いろいろ

テラコッタいろいろ

モスポットいろいろ

撥水処理をした素焼き鉢

 

関連記事

古い土を簡単に再利用!土の上に1センチ撒くだけの有機栄養分肥料入り再生材

トントン拍子に事が運ぶ!?縁起が良いブタのグラスファイバー鉢

タイトルとURLをコピーしました