マルチング材はお庭の他に、ベランダガーデニングや小鉢などにも有効です。バークチップを乗せるのも良いのですが、クルミもおすすめ。
クルミはとても丈夫で硬いので長く使えます。見た目が愛らしいので、鉢の上に少し置くだけでアクセントにもなります。
クルミの殻は天然のマルチング材
私がクルミのマルチング材と出会ったのは、オープンガーデンを見に行った時です。使い込んだようなタイルの隙間には「クルミの殻」が敷き詰めてありました。
お庭と呼べる空間がほとんどない戸建てでしたが、まるで森の中にいるような気持ちになったのです。木漏れ日に当たったクルミとアンティークタイルが素敵で、とても癒されました。
少しの工夫で雰囲気はガラリと変わりますね。
▼バークチップの代わりにクルミを敷き詰めると、こんな雰囲気になります。
photo by 園芸ネット プラス
マルチング材の効果
鉢植えにマルチングをすると、色々な効果があります。
- 泥跳ね防止
- 乾燥防止
- 夏:直射日光除けや高温防止
- 冬:霜除けや低温防止
- 見た目のアクセントに
マルチングは季節による寒暖差を緩和したり、泥跳ねや乾燥防止になります。
半分にカットされたクルミの殻は、中に空洞があり1つ1つが大きいです。重ねても空気が通るので、水やりをしても邪魔になりません。
地中に埋まる事がないので、植え替えの時にも簡単に除けることが出来ます。
クルミの殻を鉢の上に置くだけ
上画像は私の鉢植え。
雨風が当たる屋外に置いて、既に7年は経ちますが腐ったりしてません。深い色がつき、少し欠けて味が出てきました。
私の場合、クルミが足りなかったので細かいバークチップも混ぜています。
ブリキ缶や小鉢のマルチングにも合います。
クルミは砂利ほど重くないので、女性や小さなお子さんにも扱いやすい素材です。別の場所への移動も手軽。
軽く洗ってネットに入れておけば、いつでも使えます。
▼例えばブリキ缶や多肉植物にも。
photo by ガーデンライフ彩
▼パンジーの株元。霜や泥除けに。
photo by ガーデンライフ彩
木の実と一緒に置いて
photo by https://www.creema.jp/
クネクネした枝のソフォラミクロフィラとも合っていますね。つんつんした丸い木の実は、モミジバフウ(アメリカフウ)の実です。
クルミと一緒に、木の実を置くと一段と愛らしい雰囲気に。室内に置いても可愛いマルチング材です。
モミジバフウは公園を歩いていると時々見かけますから、足元をぜひ気にしてみてください。正式名称は「アメリカフウ」です。ひょっとしたらその名称で樹木名の看板が下がってるかもしれません。
photo by トオヤマグリーン
↑こんな葉です。
見当たらない場合はやインターネットで「木の実」「クラフト用」「材料」「フウの実」などのキーワードで探すと出てきます。
ミックスで入っている場合もありますよ。
photo by charm
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メルヘンの木(ソフォラ・ミクロフィラ)は樹形を生かして楽しめる観葉植物です。
クラフト用のクルミの殻
クルミの殻の断面はハート型。加工しやすく、クラフトにもばっちり!
ただ、マルチング用とクラフト用では断面の美しさが違います。細かな加工をしたい場合はクラフト用を選びましょう。
photo by Green Box
クルミでクラフト?と思いますよね。皆様すごい作品を作るのです。想像を超えるクオリティーの高さにびっくり!
くるカラ.ネットさんから一例をご紹介。
photo by くるカラネット
まとめ
鉢の上にマルチングをすると、季節による寒暖差を緩和したり、泥跳ねや乾燥防止になります。見た目も可愛らしいのでぜひ取り入れてみませんか。
クルミのマルチングの良さは沢山あります。
- 硬いので腐らず長く使える
- 水やりしても土に埋もれない
- 植え替えの時にも除けやすい
- 軽いので扱いやすい
- 洗ってネットに入れて保管できる
- 土をお洒落に隠す
くるみの殻は鬼クルミ、姫クルミ、梱包サイズ、形状も色々あります。用途に合わせてチェックなさってください。迷う場合は、硬い鬼クルミがおすすめです。
自然素材でマルチングすると優しい雰囲気になります。マルチングに使うなら、クラフト用じゃなくても十分。逆にちょっとガタガタしてた方が温かみを感じます。
見た目も可愛らしいクルミの殻で、マルチングしてみませんか。