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トゲなしレモンはベランダで育てるオススメ果樹!皮ごと味わう贅沢を

レモンのイメージ 中・低木
この記事は約6分で読めます。

家庭果樹の入門樹として代表的なのが「レモン」。レモンは実が充実していなくても、爽やかな香りがする樹木です。

トゲが無いレモンならば、管理がぐっと楽になります。香りがする美しい果樹「トゲなしレモン」を育ててみませんか。自分で管理しているからこそ、フレッシュな果皮を安心して食べられます。

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レモンは香りの良い常緑低木。トゲなしレモンで育てやすく。

今回はトゲが無い「トゲなしレモン」の紹介です。

レモンは常緑樹なので1年中葉を楽しむことが出来ます。香りが良くて、樹形も涼やか。でも、気になるのは鋭いトゲですよね。

レモンのトゲは鋭い!?

私は以前、造園の仕事で大鉢にレモンを植え込みました。その時はトゲに泣きました!かなり鋭いんですよね。軍手をして扱っても、袖にひっかけたりして大変でした。

レモンのトゲは細くて長く、4~5センチあります。

レモンのトゲ
出典:花ひろばオンライン

それがなんと「トゲなし」の品種があるのです!

果樹の扱いに慣れていない方でも、安心してスタートできます。

開花:5~10月頃(地域差あり)・収穫:9~3月頃・最終樹高:地植え2~3m・鉢植え1~2m|育て方は普通種と同じです。幼苗時はトゲが少なく、生長するとトゲが目立たなくなります。 寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして冬の防寒をしましょう。

トゲは成長すると目立たなくなる

「トゲなし」と名前があっても、最初だけ1~2センチのトゲがあります。

成長すると、ほぼ気にならない状態になります。どうしても気になる場合は、トゲをカットしても大丈夫です。

出典:花ひろばオンライン

1本で実をつける

出典:土っ子倶楽部

レモンは「自家結実」といって、自分自身の花粉で実をつけます

そのため、オリーブやブルーベリーのように複数品種の苗を植えこむ必要がありません。1本だけに集中して育てることができます。

シンボルツリーとして楽しめるのも嬉しいポイントです。

開花:5~10月頃(地域差あり)・収穫:9~3月頃・最終樹高:地植え2~3m・鉢植え1~2m|育て方は普通種と同じです。幼苗時はトゲが少なく、生長するとトゲが目立たなくなります。 寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして冬の防寒をしましょう。

トゲなしレモンの環境と育て方

レモンは本来、温暖で水はけの良い土地で育つ植物です。

日光・長雨対策・病害虫の管理が大事になりますから、どこに置いて育てるか最初にチェックしから迎えましょう。

本来の生育環境に近づけよう

  • -3℃以上で育つ
  • 乾燥・過湿・寒さに弱い
  • 長雨に当てない
  • 病害虫との付き合いは必須

トゲなしレモンは-3℃以上で育つとされていますが寒さには弱いです。

東北地方以南ならば地植えでも可能ですが、冷たい風がよく通るのか、どの程度陽が当たるのかはチェック。耐寒温度は目安にしましょう。

寒さのほかに、乾燥・過湿にも弱いです。長雨に当たると虫や病気の原因になりますから注意。

また、病害虫との付き合いは必須で、特にアゲハチョウは必ずと言っていいほど寄って来ます。幼虫の駆除をしないと葉を全部食べられてしまいます。

管理しやすいのは地植え?ベランダ?

地植えで管理をすることに不安がある場合、鉢植えをおすすめします。なので、ベランダOK!

お部屋からサッと出入りしてコマメに葉水や薬剤をかけることも出来ますし、雨が続くときには軒下へ移動させることもできます。冷たい風が吹く冬は暖かすぎない室内へ取り込みましょう。

このとき、気温差が激しすぎるとストレスになります。

マルチングや防寒をして、寒さをしのげる気温ならば屋外で育てられます。

開花:5~10月頃(地域差あり)・収穫:9~3月頃・最終樹高:地植え2~3m・鉢植え1~2m|育て方は普通種と同じです。幼苗時はトゲが少なく、生長するとトゲが目立たなくなります。 寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして冬の防寒をしましょう。

トゲなしレモンの特徴

出典:花ひろばオンライン

トゲなしレモンは、数種類のレモン品種を掛け合わせたものです。

農家の方と改良を重ねて実現した新品種で、海外から輸入されたレモンよりも表面がツルツルしています。

  • 最終樹高:
    • 地植え:2~3m
    • 鉢植え:1~2m
  • 収穫時期:3~9月
  • 剪定:芽吹く前の3月頃
  • 耐寒性:やや弱い(東北地方以南)-3℃以上
  • 耐暑性:強い
  • 病害虫:付きやすい。薬剤や葉水をして予防します。アゲハチョウが来るので幼虫は必ず駆除。

詳しい育て方は、花ひろばオンラインさんが参考になります。剪定方法・病害虫予防などをイラスト付きで紹介されています。

▶花ひろばオンライン|トゲなしレモンの育て方

この記事では実の収穫ポイントを紹介します。

美味しい実を収穫するまでのコツ

実を楽しむためのコツは以下のとおり。

  • 雨風に当てない
  • 受粉を促す
  • 育てる実は少なめに
  • 早めの収穫

雨風に当てない

レモンは温暖で水はけの良い土地で育つ植物です。

長雨や風に当てると、かいよう病(水ぶくれのような斑点)にかかり実が落ちてしまいます。特に梅雨時は雨が当たらないように注意をします。

受粉を促す

お花が咲くと昆虫や蝶が受粉してくれますが、あまり来ない場合は受粉のお手伝いをします。

以下の画像のように、花粉が出ているお花を摘んで別の開花している雄ずいに軽くこすりつけます。摘まずにやわらかい筆でこすりつけてもOK。

晴れた日の午前中に何度か繰り返します。

▼花粉が出ているお花

レモンの花

育てる実は少なめに

全部の実を充実させてしまうと木に負担がかかり、美味しい実がなりません。

栄養が分散されて途中で落ちてしまうので、若い実を少し間引くと木も実も充実します。2年目くらいの苗木ならば2~3個程度にとどめます

早めの収穫

レモンの実は、完全に黄色くなるまで枝に付けていると香りが薄くなります。

お部屋で熟すのを待ちます。

開花:5~10月頃(地域差あり)・収穫:9~3月頃・最終樹高:地植え2~3m・鉢植え1~2m|育て方は普通種と同じです。幼苗時はトゲが少なく、生長するとトゲが目立たなくなります。 寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして冬の防寒をしましょう。

自家製を果皮ごと楽しむ

レモンを育てる醍醐味は、やはりフレッシュな果実!薬がかかっていない自家製レモンを果皮ごと頂くとは、なんと贅沢でしょうか。

最初の収穫は数が少ないので大事にしたいところですね。以下に、果実の楽しみ方例を紹介します。

  • お酒・お茶・ジュース・お水に入れて
  • 冷凍して少しずつ楽しむ
  • 簡単!ドライフルーツに

お酒・お茶・ジュース・お水に

レモン飲み物

収穫して、黄色くなるまで待ってから薄く切って楽しみます。

お酒がお好きな場合は、ミントやソルトを合わせてみたり。はちみつや炭酸水に割っても美味しいです。

レモン水

シンプルにミネラルウォーターの中に浮かべて「レモン水」も。

「レモン水」は、美容と健康に良い飲み物として注目を浴びています。デトックス効果があるとされ、ハリウッドスターも取り入れています。

冷凍して少しずつ楽しむ

せっかくの果実ですから、少しずつ楽しみたいですよね。

レモンを果皮ごと薄くスライスし、重ならないように冷凍保存バックに並べて冷凍保存。冷凍しておけばいつでも楽しめます。この時、種は取り除きましょう。

もう少し手を加えられるのならば、果皮を刻むか摩り下ろしてラップに包んで凍らせたり、果汁を絞って製氷皿で凍らせるのもオススメです。

簡単!ドライフルーツに

レモンのドライ

旨味をぎゅっと!ドライで味わう贅沢もあります。

作り方は簡単。薄くスライスして2日間干すだけ。お天気がいまひとつの場合は室内でも大丈夫です。

そのままでももちろん良いのですが、細かくしてヨーグルトやシリアルと混ぜたりしても美味しいです。防腐剤を使っていないので、1週間程度で食べきります。

まとめ

トゲが少なく、育てやすい「トゲなしレモン」の紹介でした。

実がなる木は縁起が良いのでシンボルツリーとしてもおすすめです。今回の記事を簡単にまとめると以下のとおり。

美味して美しい果樹「トゲなしレモン」を育ててみませんか。

特徴

  • 香りと果樹を楽しめる常緑低木
  • トゲは成長とともに目立たなくなる
  • 1本でも実をつける

育て方

  • 日当たり・風通し良く
  • 乾燥・湿気・寒さに注意
  • 長い雨に当てない
  • 病害虫の予防は必須
  • 若い実を省いて早めに収穫
開花:5~10月頃(地域差あり)・収穫:9~3月頃・最終樹高:地植え2~3m・鉢植え1~2m|育て方は普通種と同じです。幼苗時はトゲが少なく、生長するとトゲが目立たなくなります。 寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして冬の防寒をしましょう。

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