「メルヘンの木」と呼ばれる、夢のあるネーミングを持つ植物を育ててみませんか。くねくねと曲がった細い枝と、小さな葉っぱが愛らしい観葉植物です。
メルヘンの木(ソフォラ・ミクロフィラ)
童話に出てきそうな雰囲気です。この枝ぶりと葉の愛らしさから「メルヘンの木」と呼ばれています。
私がガーデニングショップに勤務していた時、このソフォラ・ミクロフィラを求めて買いに来る方が何人もいらっしゃいました。お店の中でも人気があった観葉植物です。
人気の理由
なぜそんなに人気なのでしょうか。それは自己主張しないのに個性的だから。どんな場所においてもサマになり、鉢を選ばず色々な置き方が出来るから。
小物の近くに置いたり。
家具の上にポンと置いたり。
苔にもばっちり合います。
シャビーな鉢も似合う。
華奢で儚げに見えるけど育てやすい
ソフォラ・ミクロフィラは華奢で儚げに見えますが、案外丈夫です。
育て方のコツは以下の通り。
- 蒸れないように注意!
- 柔らかい日の当たる場所に置く
- 冬は室内で育てる。
- 乾いたらたっぷりメリハリのある水やり。毎日あげない。
- 時々葉に霧吹き
- 風通しをよくする
- 冬と真夏以外に剪定
育て方のポイントで1番大事なのは「蒸れないようにする」こと。
柔らかい日当たり・メリハリのある水やり・風通し良く育てます。それさえ守れば、案外簡単です。病害虫もつかず育てやすい植物ですよ。
春から秋は戸外でも大丈夫です。陽に当てる場合は、真夏の直射日光は避けて、軒下などで育ててくださいね。室内の場合はエアコンの風が当たらないようにしましょう。
葉が落ちたり黄色くなったりするのはなぜ?
ソフォラ・ミクロフィラは「常緑」の植物です。ポロポロと葉が落ちて、枝だけになっちゃった!という声をよく聞きます。原因は何でしょうか。
葉が落ちる主な原因は以下通り。
- 水のやりすぎ
- 水不足
- 日光不足
- 突然の環境変化
この中で、特にやってしまいがちなのが「水のやりすぎ」です。
蒸れに弱いので、元気が無いからと肥料やお水をあげすぎるのは逆効果。もしもコバエが飛んでいたら蒸れている証拠です。
強い直射日光や高温多湿な場所が嫌いなので、涼しい場所で管理しましょう。
枝を剪定してコンパクトに!挿し木で増やそう
気になるのは枝の管理ですね。環境が合えば2mくらいまで伸びます。
あまり高くしたくない場合は、毎年軽く剪定してあげるとコンパクトになります。冬と真夏以外なら伸びすぎた枝を切れます。切った枝は、挿し木で増やせますよ。
上画像は私が剪定した枝。1本だけを瓶にさしても可愛い!
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まとめ
ソフォラ・ミクロフィラは仕立てやすく色々な表情を見せてくれます。小鉢に植えて小盆栽にしたり、草花や山野草と寄せ植えしても愛らしいです。
剪定した枝を挿し木にしても増やせますので、いろいろ楽しんでみてください。
「メルヘンの木」のほかに「リトルベイビー」という名前でも流通しています。
育て方のコツは蒸れないようにすること。柔らかい日当たり・メリハリのある水やり・風通し良く育てます。
童話の世界から飛び出したような観葉植物を、お部屋で育ててみませんか。