今回は街中で発見した寄せ植えから、3種類のカラーリーフを紹介します。この日は屋外で日光浴させていましたが、どれも室内で育てられる植物です。
コルジリネ・レッドスターのカラーリーフ寄せ植え
上の画像は、中間地(年間平均気温15℃)の街中、喫茶店横にあった「カラーリーフの寄せ植え鉢」です。
「コルジリネ・レッドスター」が中央にあり、取り囲むように垂れ下がる植物「アイビー」「シッサス・エレンダニカ」「アスパラガス・ナナス」が植えられています。
どれも、10℃以上&柔らかい日向~日陰で育てられる植物の組み合わせです。
今回は、この中から以下3種類のカラーリーフについて紹介します。
気になる項目にジャンプできます。
コルジリネ・レッドスター
置き場所:室内向き。中間地または暖地など、霜が降りない気候ならば室外OK
日当たり:柔らかい日向~日陰
耐寒:5℃以上
「コルジリネ」は「ニューサイラン」とよく似ているので、簡単に触れておきます。
コルジリネとニューサイランの違い
ニューサイラン | コルジリネ | |
葉の付き方 | 扇状 | 放射線状 |
例 | ||
耐寒 | 寒さに強い品種が多い | 寒さには弱い(5℃) |
耐暑 | ある程度耐える | 強めだが、直射日光は葉焼けする |
草丈 | 大きく育つ品種が多い | コンパクトな品種が多い |
主な園芸用途 | 庭園・地植え・屋外コンテナ | 観葉植物・大鉢の寄せ植え |
主な特徴 | 暖地ならば屋外OK。 | 室内向け。 柔らかい陽射しの下で日光浴 |
上の表は、多く流通している苗の一般的な特徴です。「ニューサイラン」「コルジリネ」ともに、品種によって草丈が大きく育つもの、耐寒性、耐暑性が違います。購入前にチェックしましょう。
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シッサス・エレンダニカ:ブドウのような葉が美しい
置き場所:室内向き。
日当たり:柔らかい日向~日陰
耐寒:5℃以上(酷暑・厳寒に注意)
ブドウ科。「グレープアイビー」とも呼ばれています。ブドウは縁起物なのでお祝いにもおすすめ。
柔らかく垂れ下がるので、優しい雰囲気になります。
日陰に強く、育てやすいグリーンです。冬場の窓辺は冷え込むことがあるので、10度以上の場所に移動させましょう。葉水をすると艶が良くなります。
アスパラガス・ナナス:繊細な葉が魅力
置き場所:室内向き。
日当たり:柔らかい日向~日陰
耐寒:3℃以上(酷暑・湿気に注意)
「アスパラガス」は、色々な種類があります。
街中では少し艶のある太い葉の「アスパラ・スプリンゲリー」が多く利用されていますが、今回植えられていたのは、葉が繊細な「ナナス」です。
育て方は少々繊細。
日当たりが好きですが、直射日光では葉焼けしますし、逆に日光不足になると細かい葉がパラパラと落ちてしまいます。陽射しが穏やかな日ならば、屋外で日光浴ができます。
また、成長が早いので植え替え(5月~6月ころ)をしないと根詰まりして弱ってしまいます。2、3年に1度は植え替えをしましょう。
このほか、水やり加減に注意。根の一部に水分を蓄えるための貯水根(ぷっくりした丸いもの)があるため、乾燥には強い植物ですが、葉の湿度を保つためには霧吹きが必要です。
店舗の寄せ植え鉢をチェックしよう
街中で寄せ植え鉢に出会うと、とても勉強になります。
特にお店前の寄せ植えは、丈夫で季節にあったもの、その土地にあったものをプロが選んで植えている事が多いので、新しい発見があります。
株元は何でマルチングしているのか、一緒に植えられている植物は同じ管理で出来るのか、色や葉の組み合わせなどをチェックすると楽しいです。
ご自宅でも応用できることがあります。
今回紹介した
- コルジリネ・レッドスター
- シッサス・エレンダニカ
- アスパラガス・ナナス
は、どれも10℃以上、柔らかい日向~日陰で育つ植物です。
これらは室内の美しいカラーリーフとして育てても素敵です。お手持ちの植物とうまく組み合わせられたら良いですね。