ゴムの木といえば、葉の色が一色の ベンガレンシス が有名です。ゴムの木はこの他に、ライムグリーンの濃淡がとても綺麗な フィカス アルテシーマ もあります。
優しいコントラストの葉を持つゴムの木、育ててみませんか。
斑入りの葉が美しいゴムの木「フィカス アルテシーマ」
photo by ファインガーデン
今回は、ライムグリーンのコントラストが優しいゴムの木 フィカス アルテシーマ を紹介します。
筆で描いたような模様がナチュラルで心和みます。
photo by ファインガーデン
今回紹介するフィカス アルテシーマ は、ゴムの木の代表品種「ベンガレンシス」(※)よりも葉の色が明るく、斑(ふ)が入っているので、見た目は少し軽い印象です。
斑(ふ)入りとは、一色であるべき組織が、2種以上の違った色に見えることを言います。
生命が宿った植物とは質感やエネルギーが全く違います。ネットで注文する場合は、気をつけましょう。
それでは以下に
- 斑入りの葉を美しく保つコツ
- 増やし方
を紹介します。
斑入りの葉を美しく保つコツ
photo by LAND PLANTS 楽天市場店
葉を呼吸させて活力を与える
- 葉の埃をふき取る
- 活力液を使う
かたく絞った綺麗な布で葉の表面の埃を取ると、空気を取り込めるようになります。呼吸できるようになり、葉艶も良くなります。霧吹きをして柔らかい布で拭いてもOK。
なんとなく元気が無い・・・という場合は、まず活力を与えて様子を見ましょう。プロもこの方法を使います。
肥料を使うのも1つの方法ですが、状況によっては逆効果になる場合があります。肥料をあげるタイミングが分からなかったり、液体肥料を希釈するのが苦手な方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、スプレータイプの活力液を使うと手軽です。
簡単でオススメなのは、植物活力液 ウォータースプレー。
10日に1度程度、直接シュッと吹きかけるだけ。希釈する必要がありません。植物をもっと元気にさせたいとき、弱っているとき、植替えや挿し木のときなど幅広く使えます。
観葉植物だけでなく、植物全般OKです。
強い日当たりと環境変化に注意
- 強い日差しを避ける
- 急に環境を変えない
- 人が心地良いと思う環境に置く
斑入りは強い日射しに弱く、夏は葉焼けしやすい傾向にあります。カーテン越しに置きっぱなしは避けましょう。
とはいえ・・・いきなり明るいところに移動するとダメージがかかります。少しずつ環境に馴染ませます。
どのくらいの明るさか良いのか分からない場合は、人が心地良いと感じる日当たりが目安。直射日光に気をつけて、風通し良く、優しい明るさのある場所へ。斑の模様が綺麗になります。
葉が落ちはじめたら温度に注意
- 10℃以上の場所へ
- エアコンの風に当てない
葉が落ちる原因の1つは温度です。ゴムの木は本来、暖かいところで育つ植物なので寒さには弱いです。斑入りは特に寒さに弱いので10℃以上の場所に置きましょう。特に冬の窓辺はかなり冷えるので気をつけます。
どの植物にも言える事ですが、エアコンの風が直接当たる場所も避けます。
肥料をあげよう
- 肥料は5~9月の生育期に与える
- じっくり効かせるなら固形肥料
- すぐに元気にしたいなら液体肥料
肥料は5月~9月の生育期に与えます。冬場は不要です。
観葉植物用の置き肥なら月1回、液体肥料なら月に2回~3回が目安。じっくり効かせたい時には固形、ちょっと元気が無いなと思うときには液体肥料。
肥料は量を守らないと逆効果になることがあります。量を守れば固形と液体一緒に使っても大丈夫。状況に合わせて与えましょう。
光合成能力を高る「ペンタガーデン」
日照不足の場合は、ペンタガーデンがおすすめ。植物の三大栄養素のチッソ、リン酸、カリや、不足しがちな微量元素も配合されている、オールインワンタイプの液体肥料です。
葉緑素を増やし、光合成能力の向上に効果を発揮します。
活性剤で様子を見る
肥料の前に様子を見るのならば、活性剤を使うのも良い方法。活性剤は冬場の休眠期にも使えます。
先ほど紹介した植物活力液 ウォータースプレーは、葉にシュッと吹きかけて使うので、夏場は温度を下げたり(湿度調整)、乾燥防止といった効果もあります。
取り木で増やす
ゴムの木は「取り木」で株を増やすことができます。
根が出るまで約1か月。枝を削るので可哀想な感じがしますが、大丈夫です。削られた方の株からもちゃんと新芽が出てきます。
取り木をする場合、
- 水苔
- ビニール袋
- カッター
- 紐又はワイヤー
が必要です。
まとめ
グリーンの濃淡がとても綺麗な葉のゴムの木 フィカス アルテシーマ を紹介しました。
ゴムの木は、風水で商売繁盛や金運アップがあるとされていて縁起が良く、記念日の贈り物やお店で置かれる人気の観葉植物です。大きくて丸い葉は、見た目にも安定感があり心和みます。
フィカス・アルテシーマは、斑が入っているので少しデリケートです。
強い日射しに弱く、夏は葉焼けしやすい傾向にあります。寒さにも注意。冬場は10℃以上の場所でそだてましょう。
ちょっと手がかかりますが、愛情こめれば艶やかな美しい葉を見せてくれます。
明るい窓辺で、ライムグリーンの斑を楽しんでみませんか。
photo by LAND PLANTS 楽天市場店