宿根ビオラ・黒葉のラブラドリカ
秋冬に大活躍のパンジー・スミレ・ビオラは可愛らしいタイプが主流ですね。シックな寄せ植えを作りたい時は色が浮いてしまうときがあります。そんな時、黒葉のビオラがおすすめですよ。
お花も魅力的ですが注目したいのは葉の色。寒い早朝の朝露に、しっとり濡れた黒い葉は上品でとても美しいです。
■ 学名 : Viola labradorica
■ 別名 : ビオラ ラブラドリカ パープレア(プルプレア)
雅(ミヤビ)スミレ 黒葉(紫葉)ビオラ 紫式部 など
■ スミレ科 耐寒性多年草(冬期常緑~半常緑種)
■ 草 丈 : 10cm前後(生育後の高さで花丈も含む)
■ 耐寒性 : 強
■ 耐暑性 : 中
■ 日 照 : やや半日陰
■ 代表的な原産地 : 北アメリカ一部引用:おぎはら植物園|ビオラ・ラブラドリカ
シックな紫色の花。スミレらしい可憐さが人気。
出典:http://teftef-garden.petit.cc/
お花は冬から初夏まで長く咲き続けてくれます。あまり草丈が高くならないのでコンパクト。原種に近くてとても丈夫です。広がるように育つので、寄せ植えで器のエッジ側に植えると馴染んでくれますよ。
お花はそれほど主張しないので比較的にどんな寄せ植えでも合います。
もし、合わせる色に迷った時は少し黄色を。ブルーの補色は黄色なのでお互いが引き立ちますよ。画像の寄せ植えのように黄色が入ったお花を入れると落ち着きます。
ラブラドリカを引き立てる器
黒い葉と似た色の器を選ぶとまとまりが出ます。アンティークなワイヤーバスケットも良いですね。取っ手があると扱いやすいです。
寒くなるほど濃い黒葉が際立つ
葉は寒くなるほどに濃い色になっていきます。鉢全体の引き締め役にもなりますよ。カラーリーフの寄せ植えとしても重宝する優れもの。濃い葉の色を生かすには、斑入りの柔らかい植物、セピア色の入った植物とも合います。
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こぼれ種で増えます
可愛いラブラドリカですが、出回る時期が限られています。こぼれ種で増えますから、種が採れればラッキーです!
原種に違いのでそのまま撒いておいても芽が出やすいですよ。心配な場合は種がはじける寸前に採取して封筒などに入れておいて冷蔵庫へ。9月~10月頃に植えます。種をまいたら乾かさないようにしましょうね。
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まとめ
お花も可愛いけれど、葉だけでも鑑賞できる美しいビオラです。
シックな寄せ植えにとても便利。黒葉のカラーリーフとしても楽しめます。広がって育つので寄せ植えにおすすめですよ。ちょっと残念なのは、短い期間にしか流通しないこと。種が採れそうならば秋に撒いてみてくださいね。
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