黒いカップ咲き葉牡丹「ブラックルシアン」の寄せ植えアイディア

一年・多年・宿根草
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tef-1出典:http://shop.teftef.biz/

バラのような葉牡丹「ブラックルシアン」

葉牡丹といえば、お正月の寄せ植え定番ですね。葉牡丹は色々な種類がありますが、まるでバラの気高さを持つ「ブラックルシアン」はいかがでしょうか。

 

<ベルサイユシリーズ・ブラックルシアン>
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出典:http://kazesanpo.com/

 

少し個体差があります。寒くなってくると中心が段々赤くなりますよ。中心から外側にかけての葉色が微妙に違うところも美しさのひとつ。

質感はよく出回っている葉牡丹と同じで、少し固めです。画像では光の当たり方によって白っぽく見えますが、マットな感じで落ち着いていますよ。

耐寒性があるので屋外の寄せ植えにぴったり。日当たりが良い方が綺麗になります。こんなに素敵な葉牡丹をどう生かしましょうか。今回は植え方を探ってみました。

可愛らしい寄せ植えの引き締めに

葉牡丹といえば、一緒に寄せ植えするのは「パンジー」「ビオラ」が主流ですね。花期が長いので選ばれている理由のひとつでしょう。黒っぽいビオラと合わせてもシックで良いですが、あえて明るい色を合わせるのも素敵。パステル調とも相性が良いです。

 

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出典:http://balconystyle.jic-sayang.com/

 

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出典:http://www.onidukabiosystem.co.jp/

 

ロータスブリムストーンを近くに寄せ植えするのもお互いが映えて綺麗ですね。先端のふんわりした葉が、ブラックルシアンのマットな葉と合います。耐寒性があって長く楽しめます。

▶ロータスブリムストーン

 

白っぽい鉢に寄せ植えしていますね。
↓こんなシックな鉢とも合います。

 

白い小花「イベリス」と合わせて

葉牡丹の葉は大きいので、細い葉や細かい花びらとも相性が良いです。

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出典:http://yukuhashishokubutsu.seesaa.net/

 

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出典:http://plaza.rakuten.co.jp/

 

イベリスも長く咲くので嬉しい組み合わせ。


▶イベリス

実モノを添えて縁起良く可愛らしく

リースにしても存在感あります。赤い実モノや南天などを一緒にしても綺麗。南天も寒さが増すほどに赤が美しくなります。

 

tef-3出典:http://shop.teftef.biz/

 

黒を生かして盆栽風。シックに。

あえて黒系のお花でまとめてシックな盆栽風に。落ち着いた雰囲気大好きです。右側にある細い葉は「コクリュウ」ですが、横に植えていますね。こうして植え方を少し工夫すると動きが出ます。

 

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出典:http://nijinohanabana.seesaa.net/

 

株元に1つ、斜めに植える

ここまで素敵な寄せ植えを色々ご紹介してきましたが、実際使うとなると困ってしまうことがありますよね。お手持ちの大鉢の株元に、1つだけ株元に斜めに植えるのはいかがでしょうか。足元が引き締まってるとその鉢全体がまとまります。

植え込む時のちょっとしたコツですが、以下のようにエッジ側に植える時、少し斜めにすると自然な雰囲気になりますよ。ゆるやかに上に成長して優しいカーブになります。ここでも「コクリュウ」と寄せ植えしていますね。

 

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出典:http://gardens-nagoya.com/

育て方

基本的に乾燥気味に日当たり良く。寒さには強いですが霜に注意です。肥料をあげすぎない事が美しさを保つコツです。

ペットエコさんの葉牡丹ブラックルシアン苗のページから育て方をお借りしました。

【育て方】
アブラナ科の多年草
花時期は4~5月
草丈  ~50cm
耐寒温度約-10℃(環境・生育状況により変わります)

■育てる場所
日当たりと風通しの良いところで育てて下さい。

■水やり
鉢植えの場合、土の表面が1cmほどしっかりと乾いたら、鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと与えましょう。やや乾燥気味を好みます。鉢皿を敷いている場合、たまった水はその都度捨ててください。水をためっぱなしにしていると根っこが腐る原因となります。
庭植えの場合、晴れの日が続く場合や葉に元気がなくなってきたら与えてください。
乾燥を防ぐためにバークチップやヤシガラ炭などを土の上に敷いておくとよいでしょう。コガネムシ予防にもなります。
夏は午前中の涼しい時間に、冬も凍る心配のない午前中に水を与えましょう。夏の日中に水切れを起こした場合は、すぐに涼しい日陰に移して水やりを行ってください。

■肥料
肥料は植えつけ時に(フローラマックBなど)を与えるとよいでしょう。

■お手入れ
気温が高くなると葉色があせます。肥料の与えすぎも葉色があせる原因となりますので10月以降は肥料を与えずに育てるとよいでしょう。

■植え替え・株分け
鉢植えの場合、植え替えは春か秋にどうぞ。根を傷めない程度に古い土を軽く落とし、一回り(3cm)大きい鉢に新しい土を足して植え替えます。
夏になると姿が乱れるのでその前の植え替えをおすすめしますが、本来の性質は多年草です。

引用:ペットエコ/葉牡丹ブラックルシアンの育て方

最後に

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出典:園芸ネットプラス|ブラックルシアンとハツユキカズラ

 

長い間綺麗な姿を見せてくれる「葉牡丹ブラックルシアン」のご紹介でした。寒い時期は明るい色を求めがちですが、シックな色を1つ取り入れると深みが出て楽しいです。ご自宅にパステル調の花苗があったら合わせてみるのも良いですね。

黄色系も合いますよ。紫色に近い黒い葉は補色(お互いが引き立てる色)になります。ちょっとシックなビオラも可愛いですね。


ビオラ ミステリアスシリーズ ’ラブグリーン’

 

葉牡丹は冬から出回りますが、ブラックルシアンは数が少ないです。園芸店でも扱っていない場合がありますよ。他にも縁がギザギザした「黒鳳」、中央が明るい紫色の「黒姫」、少しマットな「チタニウムシルバー」などがあります。見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

黒いハボタンいろいろ

 

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