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ジャスミン・ホワイトプリンセスをベランダで育てるための剪定と置き方

中・低木
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「ジャスミン・ホワイトプリンセス」を、ベランダで育てるのは大変なイメージがありますか?

実はそうでもありません。「ハゴロモジャスミン」のように自分でツルを巻けないので誘因しやすく、耐寒性や病害虫にも強い育てやすい植物です。

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鉢で上品な香りを楽しめる「ジャスミン・ホワイトプリンセス」

今回は「ジャスミン・ホワイトプリンセス」をベランダで育てるためのポイントを紹介します。

よく似た人気のお花で「ハゴロモジャスミン」がありますが、お花の大きさやツルの伸び方が違います(詳細は後述あり)。

それでは以下に

  • 特徴
  • ハゴロモジャスミンとの違い
  • コンパクトに仕立てる剪定方法と管理
  • ベランダでつる性植物を育てるためのトレリス

について説明します。

すぐにコンパクトに仕立てる剪定や管理をご覧になりたい方はこちらへどうぞ。
(ページ内ジャンプします)

特徴

私がガーデニングショップに勤務していた時、入り口付近に「ジャスミン・ホワイトプリンセス」をメインに寄せ植えした大鉢を置いていました。

午前中しか日が当たらない、アスファルト歩道沿いのお店でしたが、ほぼ1年中元気に育ってくれました。

というのも、実は育てやすい特徴があるからです。

  • 日当たり:半日陰でも育つ
  • 花期:長い。四季咲き
  • 耐寒性:強め(‐5℃以上)
  • 病害虫:強い
  • ツル:自立性。自由に巻き付かない

「ジャスミン」と名の付く植物の中で、最も開花時期が長い半常緑です。温かい地域では、1年中葉をつけたまま育つので、寄せ植えにすると長く楽しめます。

ベランダガーデニング向きの要素がいっぱいですよね。

気になるツルも、自力でツルを巻きつけられない事から、剪定や管理が楽。巻き付いてほしくない場所に、自由に伸びていく「ハゴロモジャスミン」と違う点です。

開花:5月~11月・草丈:2~4m・耐寒性:やや強め(-5℃)|ハゴロモジャスミンの近縁種。開花期は非常に長く、春から秋遅くまで咲きつづけます。夕方から夜にかけて強く香ります。

ハゴロモジャスミンとの違い

「ジャスミン・ホワイトプリンセス」は「ハゴロモジャスミン」と比べると、花の大きさや付き方、姿、香りが違います。

ハゴロモジャスミンホワイトプリンセス
ポット苗
香り華やかで元気な印象優雅で上品な印象
開花時期春(4~5月)四季咲き(5~11月)
ツルの特徴自分で自由に絡まる自立性:自分でからまない
小さい・多い大きい・少ない
耐寒性やや弱め(0℃以上)比較的強め(-5℃以上)

「ホワイトプリンセス」の香りは、クチナシやストック、スイトピーのような柔らかい香りです。

「ハゴロモジャスミン」よりお花は大きめで、開花時期が長いのが特徴です。枝の先端に蕾や花がびっしりと密集するのではなく、花1つの存在感があり、落ち着いた雰囲気です。

それでは、鉢で育てるためのコツを見ていきましょう。

コンパクトに仕立てる剪定方法と管理

春に枝から芽が出たら、低いところで仕立て直します

夏から秋は花が終わったら、脇芽の上で切り戻しです。

産直花だん屋さん「ジャスミンホワイトプリンセス」のページで、分かりやすい管理レポートがありましたので、画像をお借りして紹介します。

仕立て直し方

3月頃

jasmin-1

付け根に赤くて小さな「新芽」が出てますね。
「新芽」の上で剪定です。

他の枝も「新芽」を確認して、同じようにバッサリと剪定します。

jasmin-2

5月頃

jasmin-3

剪定した枝にあった「新芽」がグングン伸び始めています

6月頃

jasmin-4

暖かくなり、開花スタート。

寒冷地でベランダで育てる場合は、-5度以下になりそうな時は室内に取り込むと安心です。室内への取り込みが難しい場合、霜や雪に当たらないよう軒下へ避難させるか、マルチングで工夫してみましょう。

産直花だん屋さんでは、水やりの加減や肥料のタイミングなども紹介されています。

詳細は、産直花だん屋さんの「ジャスミンホワイトプリンセス」ページへどうぞ。

花を楽しむための剪定

お花は「枝の先」につきます。そのため、そのまま放置すると花が少なくなってしまいます。

咲き終わったら脇芽の出ている節の上でカット。脇芽をチェックして切るのがポイントです。脇芽が伸びてまたその先に花を咲かせます。

剪定していると、全然花が付かない勢いのある枝も出てきます。そういう枝は、思い切って1,2節残してバッサリ切ります。

お花を咲かせるエネルギーを集中させましょう。

よく切れるハサミで切り戻し

枝は成長すると硬くなってきます。そんな時は、よく切れるハサミでスパッと剪定しましょう。

切れないハサミで剪定すると、枝の組織が壊れて菌が入りやすくなります。また、雨が降ると切口に雨水が溜まって痛みやすくもなります。

ハサミ(花ばさみ)のオススメは、多くのお花屋さんで使われている「坂源 ハンドクリエーション」。坂源は100年以上の歴史があるハサミの老舗メーカーです。

フッ素樹脂加工タイプで錆びにくく、グリップが大きくて軽い!草花・ツルの切り戻しや剪定におすすめです。

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ベランダでつる性植物を育てるためのトレリス

「ジャスミンホワイトプリンセス」のツル、どこかに這わせてあげたいですね。

鉢の中に挿すトレリスは、形状によって風で倒れるたり、根を痛めたりするので、使い方を限定することがあります。

そんなときは、壁に立てて自立させるタイプがおすすめです。

DAIMの立掛けトレリス

出典:DAIM FACTORY ダイムファクトリー

鉢の重みで固定するタイプのトレリスです。

四角い鉢でも丸い鉢でもOK。鉢の形を選びません。軽いので強風が当たる場所には向きませんが、テープで固定して工夫されている方もいらっしゃいます。

とにかく手軽。どこにでも移動できるトレリスです。

DAIM FACTORY ダイムファクトリー|組み立て簡単・工具不要。スチールパイプとプラスチックの軽いトレリスです。鉢の重さで固定する仕様で、倒れを防ぐロープとUピン付。壁を傷つけにくい形状の部品です。植木鉢以外にプランターや角型プランターにもOK。違う形状もあります。

ハンギングできる「カラマリーナ」

出典:園芸ネット プラス

トレリスにハンギングをしたい、または、大きくツルを伸ばしたい場合は、完全に自立するタイプを選びましょう。

例えば、鉄製のトレリス「カラマリーナ」が便利。

専用の自立部材に刺して使うので、壁に接することはありません。バラのために作られたトレリスなので、ツルをはわせやすく、応用範囲は広いです。

鉄製ですが、以下のパネルで3キロ前後と扱いやすい重さ。

こちらも簡単に組み立てられます。

オプションの自立部材「トカイッコ」を使用すると、土のない場所にも設置できます。杭を打ち込む必要がないので、ベランダや玄関などにも設置可能です。

まとめ

今回は「ジャスミン・ホワイトプリンセス」をベランダで育てるためのポイントを紹介しました。

半常緑・耐寒性あり・四季咲き・病害虫に強いという、育てやすい特徴があります。自分でつるを巻き付けられないので、剪定や仕立てやすさも嬉しい点です。

「ハゴロモジャスミン」よりもお花が大きく、優雅で上品な印象の香りです。

春は付け根の新芽上で剪定

  • 春に枝の付け根の新芽を確認して短く仕立て直し
  • 花が終わったら脇芽の上でカット
  • 花期が長いので肥料も忘れずに

剪定はよく切れるハサミを使いましょう。

スパッと切れていないと、菌が入ったり、雨水がたまって腐ってしまったり、他の苗の病気をもらったりなど、良いことはありません。

「坂源」の花ばさみは、1つ持っておくと安心です。

「坂源」は、新潟県三条市で100年以上の歴史がある鋏メーカーです。何十年も前から、現在もお花屋さんで愛用されているオススメの花ばさみです。

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自立するトレリスを利用する

ツルをうまく誘因するために、トレリスを用意。

鉢の中に刺すタイプよりも、鉢の形状や土の深さの影響を受けない自立するタイプがおすすめ。

軽量・コンパクトなら「DAIM立掛けトレリス」。鉢の重さを利用して固定します。

ツルを大きく誘因するのなら「カラマリーナ」。両サイドに鉢を置けば、ハンギングも楽しめるトレリスです。

DAIM FACTORY ダイムファクトリー|組み立て簡単・工具不要。スチールパイプとプラスチックの軽いトレリスです。鉢の重さで固定する仕様で、倒れを防ぐロープとUピン付。壁を傷つけにくい形状の部品です。植木鉢以外にプランターや角型プランターにもOK。違う形状もあります。
オプションの自立部材「トカイッコ」を使用すると、土のない場所にも設置できます。杭を打ち込む必要がないので、ベランダや玄関などにも設置可能です。

「ジャスミンホワイトプリンセス」は、ベランダガーデニング向きの要素がいっぱいの植物です。

上品な香りと優雅なツルで、ほぼ1年中お花を楽しめます(四季咲き)。

ベランダで楽しんでみませんか。

開花:5月~11月・草丈:2~4m・耐寒性:やや強め(-5℃)|ハゴロモジャスミンの近縁種。開花期は非常に長く、春から秋遅くまで咲きつづけます。夕方から夜にかけて強く香ります。

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